臨床メモ:車椅子の問題点

臨床メモ
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高齢者施設や病院などで大活躍の車椅子。

ですが、これにも問題点があるため、扱いには注意が必要なのです。

そんな車椅子に潜む問題点のお話です。

座り心地

多くの車椅子は収納性を強化しており、座面の真ん中で折りたたむことがが出来る車椅子が多くあります。

そのため”クッション”性能が低い車椅子が多くあります。

このクッションには座り心地に関係があり、座り心地が悪いことで様々な悪影響を及ぼします。

ずり落ち

一番怖いのが”ずり落ち”です。

骨折や怪我のリスクが跳ね上がるため一番警戒しなければなりません。

そしてそれを防ぐ方法も検討しなくてはなりません。

下手な方法で防ぐと今度は「痛み」「不良姿勢」をまねいてしまいます。

痛み

ずり落ちを意識するあまり、座った姿勢のまま固定するようなシーティングをしてしまうと、身じろぎが出来ずに痛みにつながってしまいます。

効果的なシーティングを行い、多少の身じろぎをしても不良姿勢とならないようにしていきます。

不良姿勢(仙骨座り)は「活動性の低下」そして「床ずれ(褥瘡)」さらには「円背」などに影響を及ぼします。

不良姿勢(仙骨座り)

不適切な端座位姿勢である仙骨座りのイラスト

仙骨座りとは画像のような姿勢のことです。

仙骨座りによる活動性の低下

仙骨座りになると、座高が低くなり、机の上などが見にくくなってしまいます。

その結果、食事の際に手が届きにくくなったり、お椀をこかしてしまいオボンを汚すといったことにつながりかねません。

健常者であればすぐに姿勢を正せばいいですが、車椅子に乗るほど身体機能が低下している場合はそこから姿勢を正すことが難しくなります。

床ずれ(褥瘡”じょくそう”)

上記のように不良姿勢を治せないでいると、その姿勢のまま動けなくなり結果、皮膚の問題が出てきます。

動けない姿勢のまま皮膚が圧迫され続け、床ずれとなってしまいます。

床ずれになるとなかなか治療が難しいです。

特に身体機能の落ちている高齢者になりやすいので、”治りにくく”なってしまいます。

円背(“えんぱい”)

いわゆる「猫背」です。

不良姿勢のまま過ごしてしまうと姿勢が崩れ背中が丸くなってしまう恐れがあります。

腰が曲がってしまうことで痛みがさらに強くなりますし、骨が固定されてしまうといよいよ治らなくなる危険性があります。

それらを防ぐためにシーティングが大事なのです。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

車椅子での生活が中心の高齢者は姿勢が大事なので、しっかりと介入してその人にとってより良い座り心地を提供できると良いですね。

その参考になれば幸いです。それでは!

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