新人ST向け:VEを見る時のポイント

新人ST向け
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●検査前の状態を確認

●検査中の観察

●兵頭スコアをつける

学校の授業で見たことあるけど、いざ実際に臨床で見るのは不安……。

どういうところを最低限チェックしないといけないかなぁ?

ということで今回はVEでの確認ポイントを復習します。

主に検査前・検査中・検査後のスコア判定についてお伝えします!

検査前の状態を確認

  • 本人様の覚醒レベル
  • 嚥下機能の観察
  • VEの目的を明確化

などが上げられます。1つずつ見てみましょう。

本人様の覚醒レベル

他にもパーキンソン病によって動作に日差がある場合、本人様の覚醒が悪い状態で検査を行うリスクがあります。

覚醒が悪い状態では検査に対する協力性が得られません。

寝ている人の鼻にカメラを入れるわけですから、当然暴れます。

首を大きく振って抵抗されるかもしれません。結果、嚥下がうまくいかず、誤嚥リスクを助長させてしまったり、鼻出血などのリスクを負います。

嚥下機能の観察

事前にスクリーニングを行い、どれくらいの嚥下が出来るかを観察します。

RSST、MWST、フードテストなどで本人様の嚥下能力を評価し、VEに臨みます。

この嚥下機能の観察を行っておくことで、VEを行う目的を明確化していきます。

VEの目的を明確化する

  1. 嚥下能力の確認
  2. 安全な経口摂取の確認
  3. 絶食とするための確認

嚥下能力の確認

一重に「嚥下能力の確認」といってもそれぞれです。

今まで摂食嚥下訓練を行ったうえで、向上出来たポイントを確認するために行う場合もあります。

安全な経口摂取の確認

VF(嚥下造影検査)よりもVEの方が良い点として2つあります。

  1. 増粘剤を用いない点(普通食でも可能)
  2. (機材があれば)病室内でも検査が可能な点

増粘剤を用いないことで検査用のご飯を、ご飯本来の物性で嚥下状態を見ることが出来るので、VFと比べて安全な経口摂取面を確認出来ます。

また、検査室に持ち込むこともないので、普段使う食具、食器を、様々な食形態で、自力摂取での嚥下状態を観察できます。

絶食とするための確認

終末期となり、最後の最後まで食事が出来るとは限りません。

「食事が出来ない」と確定するための検査としての意義があります。

誤嚥性肺炎での死亡リスクを軽減するために行う場合もあります。

検査中の観察

検査食を用いる前に確認する

カメラを入れて、確認する項目が6つあります。

  • 器質的異常の確認
  • 軟口蓋麻痺の有無
  • 声帯麻痺の有無
  • 咽頭の麻痺側の有無
  • 唾液貯留の確認
  • 感覚の確認

などがあります。

特に感覚の確認として「咳反射」があります。

出る出ないだけではなく、強い咳が出るのか、弱いのかなどの確認もポイントです。

検査食を用いて確認する

  • 早期咽頭流入の有無
  • 嚥下反射惹起遅延の有無
  • 咽頭残留の有無
  • 喉頭流入の有無
  • 誤嚥の有無
  • ホワイトアウトの有無

などがあります。

こういったポイントで嚥下が出来るか出来ないかを確認していきます。

そしてもう1つ「兵頭スコア」にて点数化していくことも大切です。

兵頭スコアをつける

評価ポイント

  • 喉頭蓋谷や梨状陥凹の唾液貯留
  • 声門閉鎖反射や咳反射の惹起性
  • 嚥下反射の惹起性
  • 着色水嚥下による咽頭クリアランス

この4つのポイントに対して0~3点の範囲で点数を付けていきます。

悪いと点数が高く、12点満点となります。

9点~12点は経口摂取困難と判断される場合が多いです。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

VEなどの他覚的検査は今後の人生を左右する重要な検査でもあるので、しっかりと確認出来るポイントを見ていけるようになると良いですね。それでは!

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