低栄養は起立性低血圧を引き起こす?

摂食嚥下関連
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後輩
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低栄養の患者様なんですが、最近起立性低血圧が酷くなってきたようなのです。

低栄養の症状で起立性低血圧ってあるんですか?

一概には言えない……。としか言えないかな。

低栄養となると何が起こっても仕方ない気もするしね。

でも、しっかり見ていく必要があるかな。

見るべきポイントは……。

低血圧の原因の1つ

低栄養との関連として「水分不足」が考えられます。

もし、低栄養となってしまった原因が「嚥下障害」なら、「水分摂取量」に注目が必要です。

水分摂取量が減少し、体内の水分量が減ってしまうと、血圧が低くなることがあります。

1日に適正な水分を摂取出来ているかを計算し、必要量と飲水量の差を出します。

おおよそですが、65歳以上で、体重×25mlと言われています。

もし水分量が足りないとなった場合は、医師と相談し、点滴の追加が可能かどうか相談してみましょう。

心疾患の確認

ただ、やみくもに水を飲んでもらえばいいというわけでもありません。

心疾患の影響で低血圧が起こっている可能性があります。

心疾患の場合は、水分量を調整されている可能性もあるからです。

医師や管理栄養士さんなどと相談して可能な水分量を聞いてみるのが良いですね。

低栄養の評価

実際にその人の栄養状態がどの程度なのかを、見ていく必要があります。

血液検査にて栄養状態の把握も大切ですが、そのほかに「スクリーニング」による把握という方法もあります。

スクリーニング

MNAMini Nutritional Assessment Short-FormMNA

高齢者の方に特化した栄養スクリーニングのことを指します。

6項目からなり、馴れれば簡便に評価できるツールとなります。

内容は

  • 食事量減少の有無
  • 体重減少の有無
  • 自力歩行可能かどうか
  • 過剰なストレスや急性疾患の有無
  • うつ状態の確認
  • BMI or 下腿周囲位の測定

となります。

それぞれ、問題があれば点数が高くなります。

ポイントは

  • 食事量減少は3ヵ月の間で本人様の自覚を問います
  • 体重減少は3ヵ月の間で可能な限り数値化する(わからないは1点となります)
  • 自力歩行は外を自由に歩けるかどうかを問います
  • 過去3ヵ月の間で急性疾患の有無や過剰なストレスについて問います
  • 精神の問題がない場合は2点となります
  • 体重が不明な場合はBMIが測定できないので、ふくらはぎの周囲の長さを測ります

こういった点を踏まえて点数をつけ、点数が高いほど栄養状態は良好となります。

カットオフ値は11点で、それ以下は低栄養リスクありとされ、7点以下は低栄養と言われます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

低栄養となると、様々な症状が出現し、低栄養が副次的に関わって出てくる症状などもあります。

低栄養だから必ず起立性低血圧が起こるとまではいかないですが、「水分量」について特に夏は気を付けていただければと思います。それでは!

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