日本のトロミ基準と世界のトロミ基準

嚥下評価
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様々な物性を持つ飲食品。

特に嚥下障害の方は水分に「トロミ」が必要不可欠だったりします。

トロミが濃いと飲みやすいという人もいれば、薄すぎず濃すぎないトロミが一番安全に飲むことが出来るという人もいらしゃいます。

そういった”その人にとって適切な「トロミ」”を介護職の人に伝えたり、同職の人に伝える時がすごく難しいです。

伝える時の表現として、

  • コーンポタージュ状
  • ドレッシング状
  • はちみつ状
  • ジャム状etc

様々な呼び方でトロミの濃さを伝えたりします。

もう少し効率がいい方法は、水量とトロミ剤の量を予め決めておくことで、トロミの濃さを伝えます。

その際、トロミを付ける用の専用カップを用意したり、軽量スプーンを用意したり、作り方のレシピを用意したりとまぁまぁ手間だったりしますが一番伝わりやすいです。

かなり「トロミ」について伝達が難しいといってきましたが、ありがたいことに「トロミ」を客観的に見ていく方法が開発されています。

客観性があるということは、誰でもトロミの濃さを知ることが出来て、誰でもトロミの濃さを一定に作ることが出来るようになります。

日本での簡易的なトロミ基準

この基準があることで、薄いトロミ、中くらいのトロミ、濃いトロミをしっかり区別することが出来ます。

  • フォークを使用してトロミの濃さを判断する
  • 簡易とろみ測定器
  • 簡易粘度計”JOVI”

といった商品を使用します。

フォークを使用してトロミの濃さを判断する

トロミのついた飲み物をフォークですくって、フォークの間をトロミが素早く流れるのか、ゆっくり流れるのか、流れないのかの3段階でトロミの濃さを決めて伝えます。

  1. 薄いトロミ
  2. 中間のトロミ
  3. 濃いトロミ

の3つとなるのです。

簡易とろみ測定器

こういった商品を使って、トロミの濃さを定義していきます。

カップに20mlトロミのついた液体を入れて中心に流しこみ、液体がどれくらい広がるかを見ていき、それを数値化してトロミの濃さを伝えるという方法です。

これは専門職同士(ST間)で情報交換する際に重宝したりします。

簡易粘度計”JOVI”

約40秒でトロミの濃さを計測してくれる機器となります。

サイズは横10㎝×奥行15㎝×高さ23㎝となり、かなり小さい機器となります。

これがあることですぐにトロミの粘性を測定でき、これくらいの”粘度”と言うのが伝えやすくなります。

アメリカで簡易的なトロミ基準

The International Dysphagia Diet Standardization Initiative (IDDSI)という組織が発表している方法は、シリンジにトロミのついた液体を入れて10秒間流し続け、残った量でトロミの濃さを段階付けしていきます。

全く残らず全て流れ出るほど薄いトロミの場合はレベル0、ほとんど流れ出ずに残ったらレベル4と言う風に5段階評価します。

アメリカのST(SPL)では一般化されている手法で、トロミの濃さについて伝達が素早く出来るというメリットがあります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

アメリカのトロミ評価もシリンジ1つで出来るので結構簡易な評価方法だと思います。

Youtubeにも動画が掲載されているので探してみてはいかがでしょうか。

そして日本では様々な手法でトロミの濃さを定義しておりますが、おおよそ3段階で表しているのでわかりやすいですね。介護職の方が一番接しやすい点だと思うので、介護職の方にわかりやすく伝える手段がさらに必要になってくるかもしれません。

今後のSTの活躍に期待ですね!それでは~

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