新人ST向け:終末期に関わる時のポイント

新人ST向け
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本人様や家族様の意思を確認

本人様が出来ることの評価および目標の設定

本人様にとって何が苦痛でどう軽減できるかを評価

本人様や家族様の意思を確認

2007年に「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」が作成(厚生労働省,2007)された。

ガイドラインでは本人の意思を基本とすることが明記され,終末期医療における意思の尊重がきわめて重要であることが示された。

加藤 真紀, 竹田 恵子, 高齢者の終末期にかかる家族の意思決定に関する文献レビュー, 日本看護研究学会雑誌, 40 巻 4 号, p. 4_685-4_694, 2017年

しかし、終末期となるとなかなか本人様から意思を聞くことが難しく、家族様が本人様の代わりに意思決定を行っていく場面が多いですね。

そこで意思決定を阻害する要因は「家族間での意見の食い違い」などもありますが「理想と現実のギャップ」によるものがあるようです。

リハビリが出来る事としては「しっかりと家族様のお話を傾聴すること」だと思います。

加えて、「ADLが低下していく中で絶えず最善の目標を掲げてリハビリを行っていくこと」変更を柔軟に対応できるようになると良いですね。

終末期に関わる目標の設定

家族様や本人様のニーズを把握しつつ、STが関わる内容として3つを上げさせてもらいました。

  1. 意思疎通方法の模索
  2. 摂食・嚥下 および内服方法の選定
  3. 呼吸ケア 吸引回数の軽減や喀痰能力の維持

この3つに関しては最期まで必要となり、STとして終末期に関わる時に重要な内容であると思います。

本人様の状況、そして家族様のホープを把握しながら、柔軟に目標を更新していく必要もあります。

意思疎通方法の模索

  • 首肯反応拒否反応を首の振り方で見ていく
  • 手指の動きでサインしてもらう

などが上げられます。

多くの場合は「首の振り方」によって否定肯定を示してもらう意思疎通方法があります。

疾患によって頸部の動きが出せない場合は手指にてサインを出してもらう方法もあります。

見ていくポイントとして「本人の意思に整合性」があるかどうか確認が大切だと思います。

認知症があるとどうしても本人が出す表出に疑問を抱きますが、認知症があるからといってデタラメな意思表示ばかりとは限りません。その辺りの把握をしっかりと見ていくことが大切であると思います。

音声言語か、文字言語か、提示方法を変えてみていくなどが重要であると思います。

摂食・嚥下 および内服方法の選定

医療選択で多いのが「経管栄養」の導入に関する事です。

ムセが多く食事が難しい人は、誤嚥性肺炎となる場合や、他覚的検査の結果食べれないと判断され絶食や他の代替栄養手段を選択してもらう必要があります。

栄養手段を用いない場合、最後まで口から食べるため、そして痛み止めなどの薬を飲むために嚥下能力の評価が必要となります。

呼吸ケア 吸引回数の軽減や喀痰能力の維持

意思疎通も取れず、嚥下も困難となった場合、最終的には「呼吸ケア」が大切となります。

痰が出せないと、誤嚥性肺炎となることもあるため、病気が合併しないように呼吸ケアが重要です。

喀痰が出来ることで呼吸が楽となり、苦痛の軽減につながります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

終末期に関わることが多いSTという職種。

そのうえで大切だと思われる内容についてお伝えしました。

これらの情報が何かのお役に立てれば何よりです。それでは!

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