新人ST向け:体動の激しい患者様の対応とは?

新人ST向け
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・本人様が安楽と感じる姿勢の追究

・頸部の安定性を図る

・認知面の評価

認知症+神経難病の患者様。

全く意思疎通がとれず、かつ体動が激しくて車椅子にも座れず困っています。

栄養補助食品にトロミと付けてストローで摂取しているけど微熱続き……きっと嚥下はよくないかなぁ。

VEも聴診も雑音が入って見にくく聞きにくくてわかりにくい。

安全な栄養摂取の確保を目標としたいけどどうしたらいいんだろう……。

で、あれば

【環境調整】

が大切になるので、そこの評価が大切だと思います。

本人様が安楽と感じる姿勢の追究

・ギャッジ角度

・クッションの使用

ギャッジ角度

意思疎通が取れない以上、本人様の体動の激しさでギャッジ角度の快不快を判断する必要があります。

上げることでより体動が激しくなるのか、わずかにでも収まるのか、背抜きをすることで体動がわずかにでも収まるのかなどを見ていきます。

基本的にはギャッジ角度が低いほど体動によるずり落ちといった影響が少ないです。

しかし、ギャッジ角度が低すぎると嚥下に影響を及ぼす可能性があります。

嚥下と体動の2つを天秤にかけながら本人様にとって安楽な姿勢を追及していきます。

クッションの使用

体動が起こっても背中がずり落ちたししないようにクッションを入れて体を固定していくこともあります。

様々な疾患により体に管がたくさん挿入されていると、それが擦れて痛いということが起こったり、体はかゆいけどうまくかけないから体を揺らしたりしていることもあります。

クッションが管の邪魔にならないように配慮しながら、本人様にとって安楽な姿勢を追及していきます。

頸部の安定性を図る

体幹や手足の体動が軽減できたら、頸部の安定性を図ります。

嚥下において頸部の安定は重要ですね。

ムセや誤嚥の影響となりますし、それが続けば食欲不振につながりかねません。

少しの頸部の動きは許容範囲であったり、嚥下の瞬間に大きく首が左右に動くなどがあれば頸部の安定性が低いかもしれません。

認知面の評価

意思疎通が取れないレベルの人は、MMSEやHDS-Rの評価も出来ないため、認知面の評価もかなり難しいですね。

  • 開眼はあるのか
  • 発声はあるのか
  • 従命はあるのか

といった点が気になります。

どれか1つでもアプローチが可能であれば、摂食嚥下へのアプローチに繋げていきやすくなるので、ここの評価は欠かせませんね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

体動が激しい状態での嚥下は大変危険なため、体動のある方の摂食嚥下には環境へのアプローチが大切です。

そして環境の評価および調整が必要となります。

安楽な姿勢を獲得してもらい、安全な経口摂取が出来るようになると良いですね!それでは

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