ST向け:嚥下が悪くなるお薬のお話

新人ST向け
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本日は「嚥下が悪くなるお薬」のお話をしていきます。

こんな人におすすめ!
・看護師さん
・薬剤師さん
・新人のSTさん

飲み込みが悪くなるお薬

それはいくつかあります。

・抗精神病薬
・抗不安薬
・睡眠薬

などがあります。

これら3種類のうち特定の薬は、嚥下障害を起こす可能性があります。1)

とくに「意識の低下」により半分眠りながらご飯を食べることによって起こるとされています。

覚醒状態が悪いと反射も遅れやすくなりますね。

そのため、病院・施設・在宅共に内服状況については確認が必要となります。

逆に嚥下に良い影響を与える可能性のあるお薬も紹介されています。

「サブスタンスP」の促進「サブスタンスP」が分解されるのを阻止する効果のある薬が期待されています。

どうやら「サブスタンスP」と呼ばれるものが嚥下に関係あるのだそうです。

ではサブスタンスPとは何でしょうか?

サブスタンスPとは

「サブスタンスP」とは、細胞内で信号の伝達を行う物質で神経ペプチドと呼ばれます。2)

「サブスタンスP」という物質は「迷走神経知覚神経細胞」と呼ばれる細胞内に存在すると言われています。3)

“知覚神経細胞”ですから、感覚を受け取り大脳や脊髄へと信号を送ります。

サブスタンスPが減少することで口の中の感覚を受け取めきれず、信号が出せないため結果、反射が遅れたり、出なかったりするわけですね。

そのため「サブスタンスP」という物質が減少することで「嚥下反射の惹起」が遅れてしまいます。

とりわけ咳嗽反射も低下してしまうため、不顕性誤嚥にもつながります。

なぜサブスタンスPが減少してしまうのか

「大脳基底核」に存在する「ドーパミン」の減少が原因の1つと言われています。

ドーパミンが減少してしまうことで「サブスタンスP」の量も減少してしまう場合があるのだそうです。

そのためドーパミンが減少してしまうパーキンソン病などは不顕性誤嚥を警戒しなくてはなりません。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

現在、嚥下が良くなるお薬が開発されていますが、それだけでは完全に治すことは難しいです。

今回お話させてもらったのは「反射を良くする可能性のあるお薬」であり、反射が良くなっても姿勢が悪い事で誤嚥してしまうことはありますし、誤嚥性肺炎になってしまうこともあります。

そのため、治療の1つの選択肢としてとらえるのが妥当と思われます。

日々の臨床がより良くなるといいですね。それでは!

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