臨床メモ:脳卒中の再発を防止するために必要な7つの事

臨床メモ
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脳梗塞、並びに脳出血を発症してしまい、無事退院出来たからといって安心は出来ません。

脳卒中というのは”再発”を起こしやすい病気です。

しかし、再発を防止するために何をしたらいいのか具体的な項目をご存じの方はそれほど多くないのではないでしょうか。

再発を防止するための項目にまつわるお話です。

再発を防止するための7つの項目

  • 血圧
  • コレステロール
  • HbA1c
  • 喫煙の有無
  • BMI
  • 運動量
  • 食事

以上7つです!

1つずつ見ていきましょう。

血圧

最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)を測定することが大事です。

特に高血圧は脳出血との関連があるため、脳出血の既往のある人は、介入時の確認が大切です。

基準値は昔は最高血圧が120と言われていましたが、今は130以内とか140までセーフとか色々あります。重要なのは「今までよりも増えた」というのが怪しいポイントです。

最高血圧180を超え、さらに意識障害などの問題が起こっていれば緊急性が高く救急車を呼ぶ必要がありますが、血圧が変動しやすい人などは、自覚症状がなければ安静にしてもらって、家族様がいらっしゃる場合は逐次血圧を測って様子を見てもらうのが良いと思われます。

コレステロール

訪問診療や訪問看護などが介入している場合は定期的に採血などをされている場合があるため、コレステロールの値を確認することが出来ます。

これも「普段と変わりがないか」という点で見ていく必要があります。

HbA1c

糖尿病の指標の1つだったりするHbA1c。

基準値が6.2%未満になるようにコントロールしていく必要があったりします。

糖尿病に関して「食事療法」「運動療法」が中心となるためリハビリとして介入の必要性があります。

糖尿病の人は定期的に採血が行われていると思いますので、しっかりとチェックしていきましょう。

喫煙

病院ではあまりないですが、在宅領域ではその辺りの話が出てきますね。

この辺りはうるさく言うと利用者様との関係性が悪化する恐れもありますが、無理のない範囲での説得は必要かと思います。

「多くの人にうるさく言われている」という気持ちも傾聴しつつ、「さらに病気が悪化して今より不便な生活になる」ことのリスク説明は大切だと思います。

身体活動

WHOの基準では成人に対して「1週間の間に150分以上の中等度の運動」が必要と言われています。

中等度というと表現が難しいですが、高齢者の人には「脈拍が1分間に100回以内」がベストなのだそうです。

「脈拍が1分間に100回以内」となると散歩などが上げられます。

1日20分程度の散歩が出来ると良いと思われます。疾患によっては脈拍の目安が変わってきたり、運動制限があるため「Mets」などの表を参考にして別の運動を試みると良いかもしれません。

食事(Healthy Eating Index)

健康的な食事が出来ているのかを見ていく指標です。

肉ばかりの食事ではなく野菜や豆類、塩分の量などを見ていきます。

詳しくは次回に書いていきますね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

知っておくメリット
・本人様や家族様に説得力のある話が出来る
・リハビリの必要性を感じてもらえる
・リハビリの意欲向上に繋げやすい

などなど知っておくとメリットはあると思うので是非とも再発防止のために利用者様の状態を把握してほしいと思います。それでは!

参考文献
野添匡史,金居 督之 脳卒中の重症化予防, PTジャーナル Vol.55 No.3 2021

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