新人ST向け:嚥下をよくするポールエクササイズとは?

嚥下訓練
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嚥下能力低下予防のため「おでこ体操」を行っているけれど本人様はあまり効果を得られていない様子。他に何か良い訓練法はないかなぁ?

少しハードルが高いかもしれませんが「嚥下ポールエクササイズ」なんてのはどうでしょうか?

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=-fZlYedmBV0

西尾正輝 嚥下をよくするポールエクササイズ PEPIS https://www.idononippon.com/magazine/contents/2018/04/1804-5.html

嚥下をよくするポールエクササイズとは?

このエクササイズは、西尾正輝先生によって開発された訓練方法です。

アプローチする場所は嚥下筋というよりも全身になります。

嚥下関連筋群のエクササイズを行う場合、嚥下関連筋群のみに直接的にアプローチするよりも、全身に働きかけることを介して嚥下関連筋群にアプローチするほうが効果が見られることがしばしばある。

とりわけ、嚥下運動に影響を与える異常姿勢の改善を重視した全身的アプローチが功を奏することがある。

西尾正輝 嚥下をよくするポールエクササイズ PEPIS https://www.idononippon.com/magazine/contents/2018/04/1804-5.html

嚥下を実施する筋肉に対してアプローチするというよりも、体幹筋にアプローチして嚥下の安定性を図る運動となります。

HPにも記載の通り、予防的側面が大きいと思われます。

エクササイズの方法

ストレッチポールの上で深呼吸

体幹を保持させたまま深呼吸を行います。

体幹がしっかり安定していないと転げ落ちてしまうため注意が必要です。

ストレッチポール上で左右運動

深呼吸で終わらず、左右に重心を移動させながら倒れないように体を揺らしていきます。

ゆっくり動かすことでバランス能力が安定し、体幹筋の筋力トレーニングにもなります。

ストレッチポール上で頸部運動

ストレッチポールに頭を乗せた状態で頸部の屈曲伸展を行っていきます。

伸展時は舌骨上筋群(とりわけ顎二腹筋前復や顎舌骨筋など)や舌骨下筋群(とりわけ胸骨舌骨筋や甲状舌骨筋など)のストレッチとなります。

屈曲位は舌骨上筋群や舌骨下筋群の収縮を促しやすくなるので筋肉トレーニングとなりますね。

禁忌

重度認知症

リハビリの理解が得られず基本姿勢を保てない可能性があります。

軽度であれば受け入れが良い場合もあります。

今までストレッチポールを使用したことのない人であれば少し拒否の傾向になるかもしれません。

円背(猫背)

ベットで背臥位になれない人は当然ストレッチポールも適用不可となります。

例え背臥位になれたとしても不可能な場合がありますのでPTさんやOTさんと協力して行うのが良いと思われます。

重度廃用/寝返り不可

最低限寝返りが出来るレベルの運動能力がない場合は実施が難しいと言えるでしょう。

臀部(お尻)を自力で浮かせる必要があり、寝たきりでバランス能力が欠如している恐れがあるので実施が難しいと思われます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

禁忌とありましたが、実際に実施しようとすると難しいと思しき患者様を想定して記載してみました。

そこに加えて普段ストレッチポールをSTが使わないので、使用の際は結構ハードルが高いように見受けられます。

とはいえ、知っておくと活用できる場面があるかもしれないので、臨床で少しでもお役に立てば何よりです!

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