在宅領域で求められる訪問言語聴覚士の力について

仕事効率化
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日々、訪問リハビリの需要が高まっており、訪問言語聴覚士(以下、訪問ST)の需要も高くなっているように思います。

実際、訪問の言語聴覚士として働かせていただいているので、仕事の中で重要だと思う「力」について述べていきたいと思います。

参考文献

光村 実香, 在宅領域で必要な訪問理学療法の”力”-多種多様な対象者や他職種の背景を的確に捉えて, PTジャーナル Vol.55 No.2, 2021

この論文で分かる事

・訪問理学療法士の専門性を見出すプロセス
・他職種と協力していくために必要な力
・様々な対象者に対するケアの特徴

専門性を見出すプロセス

言語聴覚士で言うと「構音」「嚥下」などなど関わることが多いと思います。

2つのニーズは高く「構音」は『コミュニケーション』であり「嚥下」は『食生活』に関わります。

2つとも生活の中でなくてはならないものです。

『コミュニケーション』であればそのコミュニティについて把握する必要がありますし「食生活」であれば「場所」「スタイル(姿勢・食具・癖)」など「嚥下」以外にも考える必要があるため、関わり方は多種多様です。

そういった様々な「専門性」に「生活を見据える力」が加わり、ニーズに答えていくプロセスを確立出来るとより良いですね。

また、リスクマネジメント力も必要です。

特に「嚥下」は【誤嚥・窒息】のリスクがあり命に関わる危険が伴います。

そのため危険察知能力も必要不可欠です。

他職種と協力していくために必要な力

上記のように「危険察知能力」を高めて、リスクの少ない日常生活が送れるように介入していても、その「危険」を多くの人に周知してもらう必要があります。

的確に情報伝達する役割も大切です。

他に「専門分野を超えてかかわるトランスディシプリナリー・モデル」というのも必要な力です。

例えば「姿勢・シーティング」です。

姿勢に関しては「理学療法士さん」との協業が必要ですね。

ですが、言語聴覚士も「食事姿勢」を見ていく必要があります。

訪問リハビリの利用者様にとって「安楽な姿勢」「誤嚥のない食事姿勢」を獲得してもらうのが重要だからです。

なので「シーティングはPTさんに頼む」のではなく、STも一緒になって考えていく必要があるのです。

様々な対象者に対するケアの特徴

言語聴覚士の方は嚥下が悪い人との関わりが多いため、ADLや病状が低下し看取りとなる方針も視野に入ってきます。

そうなると、ケアの仕方が「嚥下の改善」から「嚥下低下予防」や「現状で食べられる方法の模索」そして「お楽しみレベルの食事」といった方針の変更が必要となってきます。

方針はどんどんと変わっていくので、その時その利用者様に合ったケアを選んでいく必要があります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

訪問リハビリというと難しいといった印象を持たれがちですが様々な視点を持つ機会となるので、ご興味のある方は臆することなく進んでみるのも良いと思います。

日々の臨床のお役に立てれば幸いです!それでは。

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