食べこぼしの原因を探る

食事介助
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

食べこぼしを改善することのメリット
・本人様がおいしく食べれる
・後片付けのストレス軽減
・誤嚥リスクの軽減
・不衛生改善

高齢者の介護をしている家族様の方からいただく依頼の中で結構多いのが「食べこぼしを無くしてほしい」です。

本人様が自力でご飯を食べることが出来るけれども、毎食ご飯をこぼしてしまうということが非常に多いです。

食事介助はかなり負担ですから、出来る限り本人様自身で食べて欲しいですし、何よりも自分で食べた方がおいしいです。

しかし、ご飯の後片付けで時間を取られるのも介護負担やストレスになりやすいので可能な限り「食べこぼし」を少なくした方が良いですね。

また、食べこぼしが多いことで「衛生面が悪い」ことや食べこぼしたものに注意が向いてしまい「誤嚥」する危険性も含みます。

そのため食べこぼしは無くしたほうが良いとされています。では実際の臨床で多い食べこぼしとはどのようなものでしょうか?

食べこぼしが起こる4つのパターン

お皿から食べ物を取る時にこぼしてしまう

スプーンでお皿に盛られた食べ物をすくう際にお皿からこぼしてしまうパターンですね。

そのためテーブルクロスやお盆が汚くなってしまいます。

原因として手の巧緻性の低下や、失調、測定障害、そもそも目が見えてないといった可能性が考えられます。

対策として「見える位置、手で操作しやすい位置にお膳を配置すること」や「持ちやすい食具」などがあります。

お皿から口元まで持っていく間にこぼしてしまう

しっかりお皿からすくえたとしても、口元まで持っていく間に落としてしまい、服やエプロンを汚してしまうケースです。

原因として上肢運動の問題や失調、測定障害、視力的な問題も含みますし、ボディイメージが崩れてしまっているなどがあります。

対策として口周りのボディイメージの獲得や上肢運動のリハビリがあります。

上肢運動のリハビリとして、ビー玉すくいがあります。

ビー玉をお椀の中に入れて、スプーンですくって別のお椀に入れる練習などが例に挙げられます。

注目すべき場所は肘です。

上肢運動の問題では「肘」の扱いが重要になるため「肘の接地」を確認します。

肘を置いたまま腕を動かすことで運動が上手に出来る可能性があります。

そのため、食べこぼしが減るパターンもあります。

口の中へ取り込む際にこぼしてしまう

口を大きく開けることが難しく、スプーンから取りこぼしてしまうケースですね。

対策としてスプーンサイズを口に合うサイズに変えてみたり、1口量が少なくなるように声かけを行っていき、食事動作を獲得してもらうなどがあります。

食べ物を噛んでいるときにこぼす

特に顔が下を向いてしまって口からこぼしてしまうケースです。

対策として、顔を上げれない原因を探り、解決することがあります。

顔の重さに首が耐えられず、下がっていくケースが多いため、首を支える運動や、リクライニング車椅子を活用して首が下がらないように姿勢を整えるといった方法があります。

その際、上肢運動にも支障が出るため丁度いい塩梅を探すのが良いと思われます。

エプロンの使い方

食べ物で服やベットなどを汚さないようにしっかりとエプロンを着用することをお勧めします。

エプロンも、可能であればお膳の下に敷きこぼしてエプロンを転がり落ち床を汚すことを避けることが出来ます。

このような工夫をすることで掃除の手間を短縮化できます。

しかし、あまりに腕の動きが悪い人はエプロンともにお膳を動かしてこぼしてしまうため注意が必要です

お膳が動かないように同じく滑り止めマットを置くなどの対応も必要です。

また、適応可能かどうかも一度リハビリの人に見てもらうのも良いかもしれません!

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

在宅領域でよく耳にする「食べこぼし」

しっかりと評価してその人にあった対策が出来ると良いですね。

参考になれば幸いです。それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました