嚥下障害の方のおやつを認める時のポイント

臨床メモ
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◇ポイント◇

・本人様と話し合うこと

・他職種と協議すること

・おやつを止める時の条件を決める

お菓子を求める患者様が非常に多いですね。

病院や施設はストレスの塊…… 歩けず寝たきり、テレビを見るのはお金がかかるとなると、 なかなかストレスを発散する時がないため、どうしても「食べる」といったストレス発散方法に行きがちです。

そんな中でおやつもダメとなると、いよいよストレスが爆発します。

本人様と良好なラポールは形成できず、ケアに拒否的となりかねません。

傾聴し、協議出来るところはしておく姿勢はとても大事です。

そこで「おやつ(間食)」に関してどのように扱っていくか、簡単なフローチャートにまとめてみました!

アセスメントの流れ

本人様と話し合う内容

本人様が食べたいと仰る間食……例えばおやつがありますね。

  • せんべい
  • おかき
  • かりんとう
  • クッキー
  • チョコレート
  • バームクーヘン
  • ポテトチップス etc

あげたらキリがないですね。

これらの食べ物が食べられるか、STは聴かれる立場にあります。

食べられるor食べられないの判断

・普段の食事状況

・誤嚥性肺炎既往の有無

・痰量

・熱発の状況/肺雑音の有無

・認知面

・普段のADL

・咳嗽力

・口腔内の状況(汚れ/乾燥の有無)

・原因疾患

・栄養面

これも挙げていくときりがないくらい見ておくポイントが山積みです。

この中の1つに着目します。

普段の食事状況

  • 食事形態
  • 食事姿勢
  • 嚥下状態

といった項目を見ていく必要がありますね。

これらの情報を得て、間食(おやつ)を開始することで誤嚥性肺炎を発症するリスクがあるのか、窒息のリスクがあるのかを判断していきます。

+α可能であれば、嚥下評価(VF/VE)といった評価も出来るとより良いですね!

他職種と協議する

ST一人だけで全て決めるのではなく、看護師や介護士と相談するのが良いですね。

もし、勝手に話を進めてしまうと、病室に入った介護士さんは勝手におやつを食べている患者様に驚いてしまいます。

他にも、オーバーテーブルのお菓子を取ろうとして誤ってベットから転落なんてこともあり得ます。

事故を未然に防ぐために必要な協議内容/相談内容についてお伝えします。

相談内容

  • 間食中止基準
  • 万が一の対応
  • 間食の条件(間食時間/間食量/間食管理)

間食を止める時の判断基準

  • 痰量の増加
  • 発熱
  • 窒息未遂

こういった問題が起こった際は中止にせざるを得ませんので、他の間食にしてもらうといった対応が必要となります。

万が一の対応

事前に吸引器の設置や、窒息時のハイムリック法の伝達などが行えているとよりスムーズに話が進みますね。

特にハイムリック法(ハイムリッヒ法、腹部突き上げ法)は行わなければ病院の責任問題となりますので、事前に方法の確認が大切です。

間食の条件

上記のように、どれだけ食べてもらうのか、食べてもいい時間、どこに置いておいて、無くなったらどう補充していくのかのシステムを作っていくと患者様は安心できます。

条件を強くしすぎると、反発になるかもしれません。

本人様の性格を見ながら、本人様に納得できる理由を用意して、慎重に進めていけると良いですね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

間食(おやつ)を始めたことで、様々な問題へ発展する恐れがあり、患者様が思っている程簡単な話ではなくなってしまいます。

特にパーキンソン病などの神経疾患の場合、1日の中で体調が変化するため、「時間」という条件が出てきたりします。

それに、様々な疾患によっておやつはダメということもあり得ます。

本人様の気持ちを傾聴したり、家族様の意見を聞いて対応したりするのが良いかもしれませんね!

臨床で何かのお役にたてば何よりです。それでは!

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