評価が上がる!症例発表スライドの書き方

臨床メモ
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病院やクリニックで働く医療従事者の方、特にリハビリ職では症例発表の機会が多いのではないでしょうか?

今回はそんな症例発表を控える若手のリハビリの人に向けて「上司に褒められ評価の上がる」書き方についてお話したいと思います。

わかりやすさ

テンプレートを使う

症例様を発表するに当たり、発表の流れがありますね。
その流れのテンプレートがあると、型にはめやすく作りやすいですね。
「症例紹介→初期評価→問題点摘出→統合と解釈」etc
これは聞き手の方も、次の流れ(スライド)を予測出来るので、理解しやすいという利点もあります。

文言を統一する

似たような言葉を避け、すべて統一して意味が通るようにしていきます。

例えば「嚥下能力」と「嚥下機能」どちらも似たような言葉として使っていますね。
機能なの?能力なの?となってしまうため、どちらかに統一して、わかりにくくならないようにします。
他にも「咳嗽」と「咳」どちらもほとんど同じ意味で使うと思います。どっちとも発表資料の中に使うのではなく、統一させましょう。

言いたいことを選定する

症例発表の中で一番言いたいことをまず決めます。
症例様と関わっていき「何が出来たのか」「何が良くなったのか」「どのように困難を乗り越えたのか」などがあると思います。

その中であれもこれもそれも言うと結局何が言いたいの?となってしまうため「一番伝えたいこと」を選んで、それに付随してくる評価や考察を書き始めると発表資料がまとまりやすいです。

発表時間を意識する

発表時間があらかじめ決められているなら、その通りになるよう発表資料を作っていきましょう。
パワーポイントで20スライド程書くと、発表時間が大体15分程度で、7スライドくらいにおさめると5分程度になると思います。

発表資料枚数を意識してみるのも良いですね。

見やすさ

文字の色/フォントサイズ/下線を使う

自分なりに重要度高い文章などを決めます。
そして、これは一番重要なのか、2番目に重要なのかを考え、その重要度に応じた色やフォントサイズを選びましょう。

具体的には

  • 1番重要なところは【赤色 文字太く 下線も引き 空白も入れる】
    2番目は【文字太く 下線も引き】
  • 3番目は【下線のみ】
  • 4番目は【文字フォントを少し下げて】
  • 5番目のサイズを普通とし、この文字で文章で書く

という風な具合ですね。

図表を用いる

図表を用いると、文章でダラダラと書かれるよりもシンプルでわかりやすいですね。

文字ばかり多いと読むのに疲れてしまい、読まれなくなることが多いため、図や表を多用する方が良いですね。

わかりやすい使い方としては表だと思います。

文章で「初期評価(9月18日)ではRSSTが30秒のうち2回だったのが、再評価時~」と記載しなくても表を用いることですぐにわかりますね。
かつ文字の色を変えておくことでどこが変わったのかがすぐに理解でき、改善出来ているという伝えたいポイントをすぐに伝えることが可能です。

ほかにも経過の書き方でこのようなものもあります。

嚥下レベルの状態を図と文字で完結に説明

このように、経過を表で書き、中では図示することで状態の流れがわかりやすくまとめることが出来ます。

まとめ

図や表、文字のフォントなどに意識を向けることでわかりやすく伝えることが可能です。

評価の仕方やアプローチの方法も大事ですが、こういった目線をもってまとめてくれると評価が上がると思います。

それでは!

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