臨床メモ:スマホ操作訓練はQOL向上となるか?

臨床メモ
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〇興味関心チェックシートを活用(事例紹介)

〇日常生活動作と生活課題の模索

〇訪看リハの意外な落とし穴

興味関心チェックシートを活用(事例紹介)

本日、作業療法ジャーナルを拝見していたところ、面白いコラムがありましたのでご紹介いたします。

「作業療法士とは生きる現場でのチームメイト 人をどう捉えるか?」です。

内容を要約いたしますと、60代後半で一人暮らしの男性が脳梗塞となり、なんとか日常生活が送れるようになったけれど、生きる意欲を無くされてしまったというお話です。

脳梗塞となり麻痺や障害が残存してしまうと、「生きていても仕方がない」という言葉が出てきても不思議ではないですね。

そこで1つの解決策として提示されていたのが「興味関心チェックシート」です。

全部で46項目あり、「トイレに行きたい」といった日常生活上での困り事から「競馬・パソコン」など趣味的な内容まで聴取するシートとなります。

どれにどれくらい興味をお持ちかを聞き取ることが出来るので、生活の質の向上QOLに大きく関わります。

この項目には「スマホ」がないですが、「パソコン」の項目があるのでそこから派生して聞き取ることも出来ますね。

スマホといえば「SNS」。

今は高齢者の方でもスマホを使用していらっしゃる方が増えており、「LINE」などを使う人は増えております。

特に少し若い世代60代であれば、スマホの使用に拒否を示す印象は低いと思われます。

そして「LINE」であれば「スタンプ」があるため軽度の失語症の方でも、活用できるかもしれません。

試しに、スタンプショップで「失語症」と検索してみると、失語症者向けに作成されたと思われるスタンプを見つけました。

STもコミュニケーションに関わる職種として「SNS」の使用や「スマホ」をリハビリとして導入していくことに抵抗を感じないようにするのも良いかなぁと個人的に思います。

日常生活動作と生活課題の模索

「生きる意欲の低下」おまけに一人暮らしであれば、余計に人と接する機会が少なくなります。

そうなり、孤立し、孤独死などの問題へ発展する場合があります。

「人とのつながり」が大切となる中、SNSが1つの対策として担ってくれる可能性はあります。

訪看リハの意外な落とし穴

このコラムを読ませていただいて勉強になったのは「看護師さんと接する機会の多い訪問看護のリハビリ職は、利用者様の安全や生命維持に注視しすぎてしまい、利用者様が真に求めていることよりも、安定性を重視してしまう。」

という点です。

もちろん、どちらが良くてどちらが悪いという話ではないのですが、その場その場の柔軟な対応が出来るよういなると良いですね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

なかなかリハビリでスマホやSNSを活用するというのは抵抗が出てきたりしますが、うまく活用することで利用者様のQOLを向上させれると良いですね。

今回参考にさせていただいた論文もぜひ読んで見ていただければと思います!それでは!

※1 白島智子, ケアマネジャーの立場から作業療法士へ期待すること 作業療法士とは生きる現場でのチームメイト―「人」をどう捉えるか, OTジャーナル Vol.55 No.5, 2021年, 三輪書店,

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