新人ST向け:経管栄養患者様の予後について

新人ST向け
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胃瘻造設された患者様。

若年性認知症と脳卒中によって70代という若さで寝たきり。

リハビリも効果が薄く、意思疎通も取れない寝たきりの状態で家族様が在宅介護されるので近々退院予定。今後どういう風な生活が待っているのだろうか……?

と、いうことで訪問リハで担当させていただいている患者様のプチ症例紹介です。

家族様などの介護が十分な場合

急性疾患がなく、入院の必要性が減った寝たきりで、経管栄養の患者様は在宅で生活をする事が可能な場合があります。

もちろん、十分な介護サービスが必要です。

訪問介護週5日や訪問看護などがあると介護者にとっては安心ですね。

とはいえ、主介護者が毎日オムツの交換などの介助をしたり、経管栄養管理、内服管理なども行うのでとても大変ですね。

お風呂はデイサービス

寝たきり患者様でも、介護タクシーを用いてデイサービスへ通い週2回ほど入浴介助が受けられることもあります。

この辺りはケアマネさんの腕にかかっている印象ですね。

誤嚥性肺炎予防のために:STの役割

嚥下が困難になり経管栄養となった患者様で怖いのが「誤嚥性肺炎」ですね。

介護に協力的な方は医療の知識もあり、誤嚥性肺炎の恐ろしさについてもある程度知っている印象です。

誤嚥性肺炎の予防として必要なのが

  • 日々の口腔ケア
  • 栄養面の管理
  • 咳嗽力維持

といった点ですね。

STとしては、

  • 日々口腔ケアが出来るためのシステム作りや自室に必要な物の配置の工夫
  • 栄養状態のスクリーニング 体重情報や下腿の周囲位の確認
  • 呼吸ケア 適宜吸引

などが考えられます。

口腔ケアをメインでしてくださるのは「介護士」さんや家族様となります。

その方々に向けて、適切な口腔ケアの指導などもSTの役割の1つと思われます。

適切な歯ブラシ(大抵は小回りの利くヘッド部の小さい歯ブラシ)や歯間ブラシなどがあると良いですね。

口腔ケアの刺激に対して無意識的に噛んでしまう人はバイトブロックの購入なども検討が必要ですね。

ただ、こういう情報は歯科衛生士さんが最も得意とするのでその人達と連携が取れるようになるとより利用者様の取って良い在宅生活を支援出来ます!

結構訪問ST界隈では吸引が出来る人を探しているようなので、吸引経験をお持ちのSTさんはとても重宝される印象です。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

オムツ交換や経管栄養管理が大変ですし、月1以上の受診もあるのでなかなか在宅生活が大変ですが、介護サービスが充実していて、お金がある程度あり、介護者もいらっしゃる場合は在宅生活が可能だったりします。

そういった方へのアプローチは大変ですが、これらの情報が何かのお役にたてば何よりです。それでは!

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