

高齢者の方を介護するうえで重要になる姿勢のお話です。

高齢者になると背中が曲がってしまったり、良い姿勢を保つことが出来ず、困ってしまいます。

良い姿勢を保てないと様々なデメリットを抱えますね。
姿勢が悪くなることで受けるデメリット

こういったデメリットを受けずに姿勢を綺麗に保ってほしいですね。
そこで「高齢の介護をしている人」や「介護士さん」「看護師さん」へ伝えたい姿勢改善グッズを3つご紹介したいと思います。
1つめが言わずと知れた滑り止めシートです!

2つめが低反発背当てクッションです。

最後が冬に頼もしいフットウォーマーです!

上記のアイテムを使って姿勢の改善へアプローチしたいと思います。
姿勢が良くなることで受けるメリット
などがあります。
1つずつ見ていきましょう。
視野が高くなる
腰が曲がってしまうと、全体的な身長が低くなり視野が低くなります。
机が高くなったと感じやすく机上操作が難しくなります。
背当てクッションや座椅子クッションなどをうまく利用したりすることで視野を高くすることが可能です。
上肢が使いやすい
例えば、椅子からずり落ちたりせずに姿勢が安定すると、腕が使いやすくなります。
姿勢を安定させるために腕を必要としないなら、両手が使えるようになるのです。
しっかり背筋を伸ばして両手が使える状態であれば便利ですね。
食事が摂りやすい
机の上で何かをする動作としてもっとも機会が多いのは食事ではないかと思います。
見えにくい机の上に手を伸ばしお椀をもって、左手に持ち替えて、再度右手でお箸を持ち、背中を丸めながらご飯を食べているおばあちゃんなど、施設でお仕事をされている方はたくさん見てこられたのではないでしょうか。
そういった事例では得てしてご飯が食べづらく、本人もしんどいです。
それだけにとどまらず、食事に時間がかかってしまいケアの負担になります。
そうならないようにしっかり姿勢を整えておくと安心ですね。
活動的になりやすい
腰が曲がっていることを負い目に感じてしまう高齢者は決して少なくありません。
そのため、なかなか外へ行こうとせず、体が痛いといった理由で閉じこもりになってしまう可能性があります。
また、両手が使えるという事は机上での様々な活動へ参加が出来るようになる可能性も秘められています。
なので、姿勢アプローチはすごく大切になりますね。
注意点
注意点を2つ提示します。
- 無理に背中を伸ばそうとしないこと
- 無理に背中にクッションを入れようとしないこと
1つめが無理に背中を伸ばそうとしないことです。
一度曲がってしまった腰はなかなか元に戻すのは難しいです。
少しずつ曲がっていってしまうため一度に元へ戻そうとすると最悪骨折などの危険が起こります。
2つめが無理に背中にクッションを入れようとしないことです。
上記のように骨折などの危険があること、そして背中にたくさんクッションを入れて「椅子からずり落ち」といった危険につながる恐れがあります。
ただ、低反発背当てクッションを紹介している以上、背中にクッション入れた方が良いのかどうかを悩まれると思います。解説すると、背中にクッションを入れて起こってしまう「椅子からのずり落ち」を他でカバーしていきます。
椅子からのずり落ち防止方法!
使用例
ずり落ち防止のために、上記のグッズたちを採用します。
1つめが滑り止めシートですね。
これを座面(お尻と椅子の接地面)に敷くことで椅子からのずり落ちを予防します。

他の方法としてバスタオルを丸めて使うという方法もあります。

バスタオルなどを丸めたものを膝下に置くことでずり落ちを防止することが出来ます。
より違和感をなくすため、座面のクッション下からバスタオルを入れると自然な感じがして本人様の受け入れが良いです。
しかしバスタオルを使用することで足が浮いてしまう人もいます。そうすると足底で姿勢を支えにくく、椅子からのずり落ちる危険をはらみます。

そういう人には赤丸部分の下に足底設置用に雑誌を置くか、背当てクッションを足底に設置するのも良いかもしれません。そうすることで足の踏ん張りが効く人はずり落ちを予防できます!
夏の季節ならひんやり冷感シートなどが有効です!
冬の季節ですとフットウォーマーが便利かもしれません!
これらも動かないよう床との接地面に滑り止めシートを使用しましょう!
低反発背当てクッション
高齢者の方は筋力が衰えてしまうため、すこしずつ背中が曲がってしまいます。それを防止するため背中側にクッションを入れる方法があります。
まだ背筋を伸ばせる人はこちらのクッションを用いることで楽になるかもしれません。
背筋が自力で伸ばせず、背骨から曲がっている人は効果が半減しますが、楽になる場合もありますので使ってみてもいいかもしれません!
まとめ
姿勢改善法に役立つグッズ3選の紹介でした!
この方法は「病院」で活用することもあれば「自宅」で活用することも可能です。昨今では在宅医療が進んでいるので是非とも「自宅」での活用を視野に入れてもらえると嬉しいです。
そのためにも「訪問介護」「訪問看護」で働く方にもチェックしてほしいいなぁと思います。
全て買っても1000円いかないのでとてもリーズナブルですので、参考にしていただけると嬉しいです!
これらを使ってより良い生活になればいいなぁと思います!それでは!
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