「パタカラ体操」って何の意味があるの?

嚥下訓練
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高齢者の介護施設や病院、デイケアなどでお昼ご飯の時間前に「パタカラ体操」というものが行われます。

「ぱ・た・か・ら」と声を出す運動です。

この「パタカラ体操」は嚥下(ご飯を食べること/水を飲むこと)に効果があると言われています。

しかし、実際にどのような効果があるのでしょうか?

声を出すこと

まず初めに「声を出すこと」が大事です。

「声が出ている」ということはお腹・胸部・そして”のど”が動いています。

どういうことかと申しますと「声を出すために」お腹と胸部は息を吸おうと動くのです。

声を出すには息を吸わないと出せません。

逆に息が出せなくなるのが「肺の病気」となるわけです。高齢者になると様々な病気を持つ人が多いため「肺の病気」になっている人も多いです。

特に「タバコ」は危険で「ヘビースモーカー」の人は声が出しにくくなったり、長く声を出すことが難しくなったりします。

そのため「大きな声」であることが大切です。

声を出すことがなぜ大事なのか?

声を出すことが「嚥下」と何の関係があり、大事なのかと言うと、嚥下が出来なくなることによって起こる「誤嚥性肺炎」を防ぐことに役立つからです。

「誤嚥性肺炎」とは「飲み込みが悪くなり肺にばい菌が入って起こる病気」とされています。

肺にばい菌が入らないように「」をしていますが、この「咳」は「声を出す」ことととても似ているのです。

「声を出す」には「息を吸う」ことが大切とお伝えしました。

しかし、息を吸ったからと言って声が出せるかというとそうでもありません。

声を出すには4つの過程があります。

「声帯」とは「声を出す器官」です。

息を吸うため声帯は常に開いていますが「声」を出す時は一瞬閉じます。

そして、お腹に(無意識的に)力が入り、圧力がかかります。

肺の中の空気は圧縮されて、十分高まったところで声帯が開き、圧縮された力が声帯を震わせて声が出るようになります。

「咳」は「お腹の力が高まり圧力がかかる過程」が声を出すことに比べて強くなります。

そのため「しっかり声が出せること」と咳には関連がありますし、しっかり声が出せるように「パタカラ体操」が大切となります。

パタカラである理由

「パ」の意味

「パ」は唇を動かす動作になります。

一度「パ」と言ってみてください。”唇を閉じて”いますね。

唇を閉じれることは、噛んでいる食べ物を口からこぼさずに済むということです。

そのため「パ」と声に出す理由の1つに「食べ物をこぼさないようにする」という点があります。

「タ」と「ラ」の意味

「タ」「ラ」は舌を動かす動作になります。

一度「タ」や「ラ」と言ってみると上の歯の裏側くらいに舌先がくっつきますね。

舌がしっかりと上の歯まで上がることや舌が滑らかに動くことが大切です。

舌は食べ物や飲み物をのどへ送り込む役割があります。

しっかりと舌が動かないとそういった役割が果たせず”飲み込みに失敗しムセ”につながりやすいです。そのため「タ」や「ラ」といった言葉が大切です。

「カ」の意味

「カ」は「タ」や「ラ」と同様に舌を動かす動作になります。

一度「カ」と言ってみると「タ」や「ラ」と比べて後ろの方で、口の天井と舌がくっつきますね。

これは「飲み物」がのどへ不用意に入らないようにする動きとよく似ています。

実は「飲み物」はのどへ一気に流れ込むと処理できずにムセてしまいます。

1口ずつ一定量を飲み込んでいるのです。

この一定量の調整が舌の役割でもあります。

その役割が崩壊すると飲み込みに失敗しやすくなります。

それを防ぐため「カ」という言葉を重点的に声に出す必要があります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

普段やっている「口腔体操」や「パタカラ体操」が何の意味があって行っているか疑問に思う方もいらっしゃると思います。

こちらの記事もご参考にしてください!

少しでも疑問を解消でき、日々の仕事がしやすくなるとより良いですね。それでは!

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