臨床メモ:新型コロナが蔓延する中で高齢者の社会参加をどう促すか

臨床メモ
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2019年12月から始まった新型コロナウイルス感染症騒動。

それにより、様々な企業は軒並み閉鎖。

特に飲食・娯楽業などに被害が及んでいます。

そんな中医療系にも少なからず影響が出ています。例えば「病院へ行くことにリスクを感じる人」です。

本当は病院へ行き、医師に診察してもらって薬をもらう方が良い人なのですが

  • 「新型コロナウイルスが流行っているから外出できない。」
  • 「病院には新型コロナウイルスを患った人が行っているから、病院へ行くと病気をもらってしまう。」

といった考えがよぎり、病院へ行くことを控えてしまう傾向にあります。

その考えが「デイサービス」にも波及していることが問題です。

デイサービスは「地域でのつながり」を増やしつつ「入浴介助」などが出来る場として提供されているサービスです。

「高齢者の閉じこもりを防ぎ、孤立感の解消する」といった役割のあるサービスですが、見事に「三密」(密閉・密集・密接)が揃ってしまう危険な場所として認識されてしまいました。

その結果、至る所でのデイサービス施設が閉鎖。

高齢者の閉じこもりが加速してしまっています。

問題点まとめ

  1. 高齢者の閉じこもりが増えている点
  2. 全身的な筋力低下、耐久力が低下の危険性があること
  3. 訪問サービス系は、社会参加へ繋げることが難しくなった

1つずつ見ていきましょう。

高齢者の閉じこもりが増えている点

上記のように、デイサービスを提供する場所が軒並み閉鎖しており、3密を避け、不要不急の外出を控える傾向にあるため、ただでさえ外出をためらう高齢者は家に閉じこもってしまいます。

それにより社会とのつながりが減っていきます。

社会とのつながりというのは、デイサービス内でスタッフと会話することや、その他同じ年齢ぐらいのお友達との取り組みなどがあります。

それらが無くなり、家では家族2人のみで特に会話をすることなく1日が過ぎるなんてこともあるでしょう。

最近では高齢者1人住まいの人も多くなっているそうです。

結果、独居の方は孤独死といった問題へ発展しかねません。

そのほか、次のような体力の低下につながる恐れがあります。

全身的な筋力低下、耐久力が低下の危険性があること

外出頻度が減り、家に閉じこもる期間が増えると、運動機会が減ってしまい、次第に筋力が衰えていきます。

ちょっとした距離を久しぶりに歩くとすぐに疲れて歩けなくなってしまい、諦めてしまいます。

その結果何もする元気がなくなってしまったりします。

他にも体力筋力の低下は、病気にかかりやすくなります。

新型コロナウイルスにかからなくてもインフルエンザにかかってしまうかもしれません。

訪問サービス系は、社会参加へ繋げることが難しくなった

訪問サービス、特に訪問リハビリでは、社会のつながりを作る「社会参加」に視点を置いてリハビリを行うのが仕事の1つです。

訪問サービスを受ける利用者様は病気のせいで体が不自由になってしまい、様々なことが出来なくなってしまいます。

それを解決し、利用者様の活動性を上げることが訪問リハビリの良いところです。

利用者様には、生活内で出来ることを増やしてもらい、生活の質を上げてもらい、活動性を上げて、社会とのつながりに参加してもらいます。

そうすることで訪問サービス系は「社会参加支援加算」という加算が取れ、事務所の売り上げに響きます。

この「活動性を上げて社会に参加」の具体的なものとして「デイサービス」へ行くことがありました。

しかし、軒並み閉鎖されているため、繋げていくのも難しくなってきました。

社会参加を促すために

  1. デイサービスとの連携を図る
  2. 利用者様の活動性を上げ、役割を増やす

などが挙げられます。

デイサービスでも半日や、短時間での利用、マスク着用、手指消毒の徹底、換気の徹底、利用者様同士の間隔を2m空けているといった感染予防対策が出されています。

マスクでも心配だという人もいらっしゃるため「フェイスシート」の着用をしている場所もあります。

利用者様の健康を損ねないよう最大限の努力をしてもらっております。

そして活動・参加につながるよう集まりの場を作ってくれています。

訪問サービス系では社会参加支援加算の対象者として「デイサービスへの移行」が出来る利用者様が現在少なくなっていると思います。

社会参加への促しを「利用者様の役割を増やす」といった視点に切り替えてサービスを提供するのも良いと思います。

元々されていた仕事に復帰するためリハビリを続けていくことや地域清掃活動などへの参加、そのためのリハビリというのも立派な支援と考えます。

今までの支援として活動性の向上、そして社会参加へとつなげていくため利用者様らしい役割の提示とそのリハビリアプローチが出来るとさらなる生活の質の向上を見込めるのではないかと思います。

日々の臨床に活かしていただけると幸いです。 それでは!

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