口腔内残留について

食事介助
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この記事はこんな人向け
・看護師さん
・介護士さん
・歯科衛生士さん
・管理栄養士さん
・PT/OT/STのリハビリさん

日常で患者様の「食」に携わる医療従事者の皆様に「口腔内残留」についてお伝えします。

口腔内残留とは?

食事中『口の中に食べ物が残ってしまう』ことを指します。

ほぼ同じ意味で「残渣」(ざんさ)と呼ばれることもあります。

“口腔内残留≒口腔内残渣”となります。

誤嚥性肺炎の原因?

誤嚥性肺炎の原因の1つとして「口腔内の雑菌」があります。

「口腔内の雑菌」が「口の中に残った食べ物」を食べて繁殖してしまいます。

それが唾液と混じり、寝ている間に少量ずつ誤嚥してしまうと【誤嚥性肺炎】へと繋がる危険があるのです。

加えて、「口腔内残留」物は誤嚥のリスクとなり、誤嚥しムセが生じてしまいます。

結果誤嚥性肺炎につながったり、食事時間の延長、疲労感増大、食事拒否への問題へと発展しかねません。

そのため「口腔内残留」を減らす必要があります。

口腔内残留の原因

「噛めない」問題

・顎の問題
・歯の問題
・舌の問題
・頬の問題
・唾液の問題
・認知症の問題
・咀嚼筋の問題

などなど上げると多いですね。

例えば”脳卒中”といった病気によって「舌や頬」に麻痺の問題が起こってしまうと、食べ物が寄ってしまい、麻痺側がうまく動かず結果『噛めない』という問題へ発展します。

決して「歯」のみの問題ではないのがポイントですね。

「送り込めない」≒「溜め込み」問題

・舌の問題
・唾液の問題
・認知症の問題
・鼻や咽頭の筋の問題

「送り込めない」問題としてもっとも大きな原因が舌であります。

食べ物をのどの奥へ移送するのが舌の役割の1つです。

ここでも「唾液」にはチェックです。

ざらざらとした場所で物を動かすのと、少し濡れていて摩擦が少なそうな場所で物を動かすのとでは動かしやすさが違いますね。

口腔内の粘膜を保護する役割に加えて送り込みやすくするためにヌルヌル状態を保っているのが「唾液」の働きでもあります。

口腔内残留の対策

「噛めない」への対策

食形態の調整
歯科受診
口腔体操

噛めない人には、その人にとって噛みやすい食べ物を摂取してもらうのが大切です。

その結果栄養に偏りが出てしまうと問題ですが、管理栄養士の方へ相談して栄養の偏りがなくなるように食形態の調整を行えると良いと思います。

また、認知症の方でもわかりやすいような食べ物を提供することで食べ物とわかって意欲的に摂取してもらえるようになるのが一番です。

なかなか難しいですし一概にこれが良いとは言いにくいですが、そこも多職種で対応できるのが望ましいですね。

歯の問題は歯科衛生士の方や歯科医師へと相談してもらえると嬉しいですね。

嚥下に強い歯科医師の先生がいるところがわからないという方に向けて「摂食嚥下関連医療資源マップ」とGoogleで検索して頂くとトップにHPが載っているので是非一度チェックしてみてください。

「送り込めない」≒「溜め込み」への対策

口腔体操
拭き戻し
交互嚥下
唾液腺マッサージ

「送り込めない」原因の1つに舌がありますので、舌をしっかり動かす口腔体操は有効です。

他にも「唾液腺マッサージ」による唾液の分泌を促すことや、頬部へのアプローチを行うことで咽頭の筋へのアプローチにつながり有効な場合も認めます。

そして、代償方法としての「交互嚥下」があります。

交互嚥下というのは「飲み物またはゼリー」と「食べ物」を交互に食べてもらうことです。

食べ物による口腔内残留物を飲み物やゼリーでクリアにしてもらうのが目的です。

飲み物には適宜トロミなどを使用して本人様にとって飲み込みやすいように工夫します。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

「口腔内残留」への対処法として他にも”姿勢”があります。

姿勢の介入で口腔内残留物が減らせるのでPTさんにも積極的に介入してほしいと思います。

今後の食事を見るポイントとして参考になれば幸いです。

口腔内残留のケアに必要なスポンジブラシについての記事もご参考になれば幸いです。

それでは!

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