新人ST向け:おでこ体操の負荷量の設定方法

嚥下訓練
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設定のための確認ポイント

・本人様の負担感

・5回行った後の呼吸評価

・5秒間行った後の呼吸評価

おでこ体操とは?

「嚥下おでこ体操」とは、嚥下能力の向上を目的に実施される訓練です。

おでこ体操の特徴

  • 慣れれば簡単
  • 特別な器具は必要ない
  • 合併症リスクがすくない1)

とされており、STの中でかなり活用されている訓練方法です。

おでこ体操の対象者

  • 最近ムセが多くなってきたと実感がある人
  • リハビリに協力的な人
  • 廃用症候群etc

それでいて、舌骨上筋群へのアプローチが有効であると思われる人となります。

おでこ体操の方法

  1. 椅子にゆったりと腰掛け、前を見てもらう
  2. 本人様、またはセラピストがおでこに手を当てる
  3. 本人様の喉頭にも触れる程度に手を添える
  4. その状態からおへそを見るように促し、頸部の前屈を促す
  5. おでこに当てた手は、その動きに対して抵抗を加える

5回繰り返して行う方法、そして5秒間持続して前屈してもらう方法の2種類があります。

おでこ体操の効果

嚥下5期モデルにある「咽頭期」における【喉頭挙上障害】に対して有効とされています。

喉頭挙上障害が軽減することで

  • 嚥下圧の向上⇒咽頭残留の軽減
  • 食道入口部の開大向上⇒咽頭残留の軽減
  • 喉頭蓋反転の増強⇒誤嚥の軽減

といった効果が期待出来ます。

おでこ体操の注意点

  1. 認知症やリハ拒否の方には不向き
  2. 円背など姿勢不良の方には注意が必要
  3. 頸部疾患

認知症やリハ拒否の方には不向き

1食に何度もムセながら食事をしているのに、全く病識がない人もいらっしゃいます。

そういった方に対して「効果があるから」と言っても、本人様にとっては実感がわきません。

本人様にとって無理のない範囲で説得を続けていくことあります。

円背など姿勢不良の方には注意が必要

円背の場合、元々頸部が前屈をしているため、さらに姿勢を悪化させる可能性もあります。

それに加えて頸部が前屈しているかどうかの確認が難しいです。

頭部が伸展しているせいで、見た感じではわかりにくいからですね。

姿勢に関して事前にPTさんやOTさんに確認が出来ると良いですね。

頸部疾患

首の疾患などがある場合は注意が必要です。

首に余計な負担をかける恐れがあるため、事前にそういった疾患がないかのチェックは大切です。

この人は適応かどうか、不安な場合は先輩に確認してみましょう。

おでこ体操の負荷量

本人様の負担感でまずは始める

セラピストがおでこを支える時、どれくらいの負荷量をかけたらいいのかわかりにくいですね。

まずは実際に自分がやってみて、どれくらい手に抵抗が加わるのかをチェックしてみます。

そして、手を首の動きに対して追従するように動かす場合と、わずかに手の抵抗を増やして頸部を前屈させるなどを行ってみます。

そこで実際にやってもらい、本人様に確認します。

しんどくないなどの発言があれば、さらに抵抗を加えていきます。

回数は「5回」と「5秒間」を交互にやっていきます。

そこで、本人様の呼吸状態や負担感を確認し、負荷量を調節してみます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

おでこ体操を始めて行う時は大変ですが、有効な頸部のレジスタンストレーニングと言われているので、慣れておくと臨床に応用出来ると思います。

こちらの記事もご参考にしてください!

それでは!

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