新人ST向け:栄養評価を行うために必要な知識

臨床メモ
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

栄養評価の知識

●GLIM

●栄養スクリーニング方法は3つ

●重要度判定方法の1つ、 GNRI

栄養評価について

GLIMとは?

低栄養の診断には低栄養の国際基準(Global Leadership Initiative on Malnutrition)が使用されている

高橋浩平, 理学療法士に必要な栄養学の知識14―高齢骨折患者に対する理学療法の一環としての栄養管理, 理学療法 37巻 7号 2020年, メディカルプレス

GLIMは以下のような流れで「低栄養の診断」をされています。

  1. 妥当性が検証された栄養スクリーニングでリスクありと判定される
  2. 以下の2点(現症と病因)のうち、それぞれ1つ以上当てはまれば低栄養と判定
    ■現症
    ①意図しない体重減少(6ヵ月で5%以上の体重減少 または 6ヵ月以上で10%以上の体重減少)
    ②BMI低値(70歳未満で18.5 70歳以上で20未満)
    ③筋肉量減少
    ■病因
    ①摂取量低下or消化機能低下
     (50%以下が1週間以上)
    ②炎症
  3. 低栄養の重症度を判定する

妥当性が検証された栄養スクリーニングって?

  • MNA-SF (Mini Nutritional Assessment Short-Form)
  • MUST (Malnutrition Universal Screening Tool)
  • NRS2002 (Nutritional Risk Screenin)

MNA-SFとは?

高齢者に特化したツールとなります。

食事減少の有無、体重減少の有無、ふくらはぎの周囲の長さなどを測って点数をつけていきます。

11点以下から低栄養リスクありと判断されます。

MUST

BMIや体重減少、疾患の3つのポイントで点数を付けて、低栄養リスクが高いか低いかを評価します。

NRS2002

急性期病院で良く使用される栄養評価方法です。

食事摂取量、疾患、BMI、体重減少から点数を算出していきます。

スクリーニング→低栄養の診断後→重症度判定

GNRI (Geriatric Nutritional Risk Index)

栄養を見る上で血液データは欠かせません。

特に「血清アルブミン値(Alb)」は重要で基準値は『3.8g~5.3g/dl』とされています。

しかし、炎症や脱水によってAlbは変動してしまい、しっかりと栄養状態を把握することが難しいです。

なので【体重】【アルブミン値】を組み合わせた指標GNRI』が役立ちます。

GNRI=(14.89×血清アルブミン値<g/dl>) + 41.7×(現体重<kg>÷理想体重<kg>)

理想体重= 22×身長(m)×身長(m)

■GNRIの数値が98以上は栄養リスクなし

■92~98未満が軽度栄養障害

■82~92未満が中等度栄養障害

■82未満が重度栄養障害

血清アルブミン値=3.8g/dl

身長=170cm

現体重=60kg   の場合

理想体重を計算=63.58kg

GNRIの計算式:14.89×3.8g/dl=56.582

GNRIの計算式:41.7×(60kg/63.58kg)=39.351

GNRIを算出:56.582+39.351=95.933

判定:軽度栄養障害

となります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

栄養スクリーニングの種類や、様々な指標についてお伝えしました。

普段の臨床にて栄養評価の方法に悩む方に是非参考にしていただければと思います。それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました