食事介助方法を多職種にうまく伝える方法

食事介助
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〇写真の活用

・食事姿勢(クッション/ギャッジ角度/車椅子)

・1口量

〇文字

・中止基準etc

嚥下が悪い患者様に対してSTは嚥下評価を行います。

そこから、普段の食事について考えていかなければなりませんね。

どのような食事形態でどのように介助をしなければならないかの見通しを立てていきます。

その考えた結果を、看護師さんや介護士さんに伝えるのはかなり難しいですね。

「交互嚥下」など専門用語を知っている人であれば良いですが、なかなか伝わりにくいですね。

そんな時にうまく伝えるコツについてお話していきます。

写真を活用する

声掛けを行うにあたり、言葉と一緒に写真で提示し、見てもらうのが一番でっとりばやいですね。

患者様の顔を映さないようにすると受け入れは悪くないように感じます。

取るべきポイントは2つ。

  1. 食事姿勢
  2. 1口量

です。
上から見ていきましょう。

食事姿勢

食事姿勢は大きく分けて2つですね。

  • 車椅子座位
  • ベッドギャッジ座位

ですね。

車椅子座位

車いすに乗ったお婆さんのイラスト

車椅子座位でのポイントは、各体の部位の位置だと思います。肘の位置、手の位置、クッションの位置などいちいち言葉で説明するよりも写真で伝える方がわかりやすいですね。

特に片麻痺患者様はクッションの位置が重要で、クッションの位置がずれ、手や体幹に力が入りすぎると頸部の緊張にもつながり、筋出力不全、誤嚥やムセへつながる可能性があります。

可能であれば、クッションを入れる順番を数字で記載しておいたり、どのクッションを入れるのかわかりやすいように強調するのも良いと考えます。

ベッドギャッジ座位

リクライニング可能なベッドであれば、ベッド上部を上げてもらい、ベッドギャッジ座位で食事をしてもらうことが多いと思います。

その際ポイントになってくるのが

  • 「ギャッジ角度」
  • 「クッション位置」
  • 「腰と頭部の位置」

であると思います。

ギャッジの角度がベッドリモコンに記載されている物以外では、なかなかわかりにくいものです。

そのため、ベッド柵にシールなど目印を入れて、写真に収めます。

そうすることで誰が見ても同じ角度になるようにしていきます。

また「腰の位置」では、【腰の位置とベッドの可動部が同じところ】にある必要があります。

上記の絵では、すこし腰がずり下がっていますね。

しっかりと患者様の上体を整えてからベッドギャッジを上げるとスムーズにいきます。

そして、頭部は頸部の屈曲位をどうするかで見ていくので、枕の選定や置き方を写真で納めます。

1口量

患者様にとって最適な一口量を写真で納めておくと、飲み込みやすい食事を提供できます。

例えば、ゼリーであればスライスにして提供するのか、クラッシュにして提供した方が良いのか人によって違いますね。

統一させることで誤嚥のリスクを減らすことが出来ます。

文字で伝えること

声掛けに合わせて、写真の横に文字で一言添えておく良いですね。

看護師さんに食事介助を頼む際は、その写真と文字を見てもらいながら実施してもらうと、より安全に患者様がご飯を摂取することが出来ます。

例えば、

  1. 中止基準
  2. 交互嚥下
  3. 飲み込みの確認

などです。

「交互嚥下」と記載するよりかは具体的に書いた方が良いと思われます。

「おかず、トロミ茶、ミキサー粥、の繰り返しでお願いします」など書いておくとわかりやすいですね。

また「飲み込みの確認」という書き方もより具体的な方が良いですね。

「おかず、トロミ茶、ミキサー粥、アーっと声を出すの繰り返しでお願いします」といった文言を添えておくとより快適にご飯を摂取することが出来ると思います。

まとめ

ここまでご覧いただき誠にありがとうございます。

こういった「写真と文字」がベッドサイドにあるだけで、看護師、介護士にもわかりやすく伝えることが出来ると思います。

そして、それがベッドサイドにあるということをしっかり声掛けすることで看護師も介護士も安心してくださると思います。

そこから、どうやって30分以内で目標カロリーを摂取してもらうかなど、STにとって考えることはたくさんあると思います。

ここからどんどんとブラッシュアップしていってもらい、より良い臨床へとつなげていただけると幸いです。それでは!

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