4月から入職されてきた新人さんは、まず上司や先輩の顔と名前を覚え、病院内の構造を覚え、少しずつ仕事を学んでいこうと考えているのではないかと思います。
仕事を学んでいく上で「上司からの評価」は気になる部分ではないかと思います。
「上司からの評価」を良くしていくためには、自身をマネジメントしていく力も必要となってきます。
その理由についてお話していきたいと思います。
内容
・リハビリ職の新人教育について
・新人さんに見て欲しい上司からの評価の上げ方
・新人さんへおススメするマネジメント能力について
リハビリでの新人教育について
場所によりますが、多くの病院はOJTを採用していると思います。
一人の新人に対して先輩のリハビリスタッフ2~3人が付き、リハビリの様子を見学してもらうところからスタートします。
- 「リハビリの内容」
- 「カルテの書き方」
- 「患者様との関係性構築」
などなど覚えることはたくさんあると思います。
そして免許の代わりとなるはがきが到着し5月中旬ごろから本格的にリハビリ職として患者様と関わっていくと思います。
管理者や上司、先輩が求めているもの
わからないところをはっきり言える
社会人になって「言葉遣い」「報・連・相」「真摯な態度」などといったポイントも重要です。
それに匹敵するくらい重要だと個人的に思うことは「分からない事をはっきり言える」点だと思います。
「医療従事者」は学校で専門的なことを学んでいてもいざ実践となるとこんがらがってしまい訳が分からなくなってしまうことは多々あると思います。
特に「リハビリの目標」などは代表的ですね。
この患者様は『何のためにリハビリをしているのだろうか』
「今のリハビリ内容はどういったことに対してアプローチしているのか」
難しいところですがぼーっと見学しているだけでは読み取りにくい部分になると思います。
その部分を「どう聞いて」いくかがポイントになってくると思います。
最初のうちは「今のリハはどの部分にアプローチしているのですか?」などの質問でも大丈夫ですが、慣れてきたら「今のは〇〇に対してアプローチしていたのですか?」といった具体的な確認作業の話へ移行できると良いと思います。
他職種と連携出来る
病院内では様々な職種の方と一緒に仕事をしていきます。その方々の仕事内容を把握し、しっかりと連携出来ているかが重要な視点となります。
特に「リハビリの書類」なども難しいですね。
リハビリ職だけでまとまる書類なら良いのですが、他職種が絡んでくる書類もたくさんあるため「他職種とうまく連携して書類を作成する」必要性が出てきます。
病院組織について理解している
他職種の理解にもつながりますが、所属する病院内の組織について理解してほしいと思います。
誰が主任で係長で、どんな仕事をされているのか、そして「目標」は何なのかを知っておいてほしいと思います。
自身が所属する部署の「目標」を知ることで病院全体の方向性がわかります。
多くの場合「患者様本位の医療」や「安全に十分な配慮をする」であるとか「多くの患者様のお役に立てるよう」と言った内容だと思います。
その目標を達成できるように働くことは必ず上司や先輩の目に留まると思います。
自身をマネジメントする
モチベーションを保つ
新人の方には是非「モチベーションを強く保ってほしい」と思います。
患者様の中にはどうしても自分と肌に合わない人や認知症で暴力的な人、リハビリを拒否する人など様々な人がいらっしゃいます。
そんな人に当たり、リハビリを提供したくても出来ないことが続けば「何のためにリハビリをしているのだろうか」と疑問を抱いてしまうかもしれません。
そうならないために、「新人さんには目標」を持ってほしいと思います。
- 「痛みを和らげれるようになりたい」
- 「いろんな人から頼られる人になりたい」
- 「四肢麻痺の人の生活が良くなるように寄り添いたい」
様々な目標があると思います。
それはリハビリと関係のない物でもいいかもしれません。出来れば仕事を通じてなりたい自分をイメージしてほしいですが。
仕事を通じてなりたい自分になる、そのための目標を作り、その目標に近づくにはどんなステップを踏めばいいのかを考えていく。
そうすることが「マネジメント」だと思います。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
努力する方向性を間違えてしまうと、自分で思い描く未来と違う形になってしまうかもしれません。
しっかりと自分のやりたいことなどを固めて、どうなっていきたいかを考えながらより良い生活となるよう頑張ってほしいと思います。
何かの参考になれば幸いです。それでは!
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