大きな病院なら安泰だと思って就職した。
STの先輩、上司が10人以上いる職場だ。
10人の先輩から様々なことを学べて自身の成長にもなる。
これからどんどん勉強して患者様のために頑張るぞ!
……そう思っていたのも束の間。
そんな経験はありませんか?
アドバイスが真逆
A先輩とB先輩の言っていることが真逆。
往々にしてよくあることです。
受け入れは悪いが、苦手とする音を練習する「構音訓練」を続けていくのか「フリートーク」のみで終わらせるのか。
急性期の患者様で今積極的にアプローチした方が良いのか、もう少し状態が落ち着いてから訓練をしたらいいのか。
「本人様の食べたい物を優先するか」「家族様の気持ちを汲んで安全な食形態とするか」
どちらの方を信じたらいいのでしょうか?
しっかりと意見を聞く
まずは先輩達の話をしっかりと聞くことが大切です。
- なぜその方が良いのか?
- その意見を聞いて自分が納得したか
- 意見を聞いてどちらに共感したか
そして自分の中での折り合いをつけた方が良いです。
どちらがより良いと思った意見なのか。
その理由をしっかりと説明出来る、納得できるようになるのが一番です。
もしも全く理解できない内容、「急性期でもどんどんアプローチして良いって先輩は言っていたけど、●●といった急変時はどうしたらいいの?」など深くまで考え、答えを導いていけるようになれば、どんどんと自分の力になっていきます。
どちらの意見も一理ある
第3者の意見を聞く
同じ患者様を担当しているPTさんOTさんの意見も聞いてみると良いかもしれません。
「ST分野はわからない」と言われる可能性は高いですが、経験豊富なPTさんOTさんであれば話を聞いてくれると思います。
もし時間が許せるなら「看護師さん/介護士さん」の話も聞いてみると良いかもしれません。
入院生活の中で一番長く接しているのは2つの職種なのでその人のことを良く知っておられます。
そういった別の意見の話もとても勉強になるので聞いてみると良いですね、
自分の意見をしっかりと持つ
新人のうちはなかなか難しいですが、いろんな先輩の話を聞いて「何が患者様にとって大切なのか」を見極めていきます。
それでも難しい場面に直面します。
「本人様の食べたい物を優先するか」「家族様の気持ちを汲んで安全な食形態とするか」
など最たる例です。
ここまでくると「自分自身」「先輩」だけでなく「医師」「看護師」の意見を踏まえて総合的な判断をしていってもらう必要があります。
多くの場合「医師」にその決定権があるので「看護師」への相談から「医師」につないでもらうのが良いのではないでしょうか。
どちらかに肩入れすると職場の空気が悪くなる
好きな先輩に肩入れするのは普通のことですが、それによって職場の空気が悪くなってしまうのも困りものです。
お互いを尊重出来る場であれば良いのですが、なかなかそうもうまくいきません。
どちらにも良い顔をしてうまく立ち回れる人もいらっしゃいます。
もし自身に余裕があれば「上司が何を求めているのか」を読み取り、それに答えていくことでどちらにも対応することが出来ます。
たとえば「対立する相手よりも優れていることを主張している」人は「●●については先輩が一番ですね」と言う風にさりげなく褒めるといったテクニックが使えます。
とはいえ、うまくいかないことも多いのでサクっと転職するのがベストです。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
職場の人間関係はかなり大変だと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。それでは!
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