臨床メモ:患者様の目標の立て方

臨床メモ
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この人、STのリハビリに対して効果が薄い気がする……。

訓練に悩み、先輩に聞いてみると

「この人の目標は?」

と、問われる。

そこで今一度、原点に返り『目標の立て方』について考えてみましょう。

患者様・家族様の希望を聞く

認知機能が保たれている患者様であれば、その人の主訴について伺います。

拒否の強い患者様でなければ色々と話を聞いてみましょう。

そこで「歩きたい」「買い物がいけるよういなりたい」など、理学療法士さんや作業療法士さんが中心の希望でも問題ありません。

「歩きたい」であれば行き先についた後の行動について尋ねれば良いですし「買い物に行きたい」というように具体的な話が出れば、実際に買い物が出来るのかどうか試していけばいいのです。

「買い物訓練って、STの分野外!」

「カルテに何を書けばいいの!?」

そう混乱されても仕方ありません。

ですが患者様が買い物へ行けるのか想像してみることも大事です。

もし買い物が行けないと判断したとして、その理由が「運動」によるものなのか「認知」によって出来ないのかを考えてみることが大切だと思います。

そして「認知の問題」で主訴が出来ないのであれば、少なからずSTが介入出来る余地があると思われます。

次の目標を立てる

例えば最初の目標が達成出来たら

トロミが強すぎる。

せめてもう少し薄くして欲しい。

こういった主訴を聞き、訓練を行いトロミを薄くして飲むことが出来るようになり、無事目標が達成できたとします。

では次……次のリハビリはどうしたらいいでしょうか?

もし本人様が「トロミを無くしてほしい」と言われて無くすことが出来るでしょうか?

出来そうであればそれを次の目標としても良いかもしれません。

ですが現実問題なかなかうまくいきません。

ではどういった視点の切り替えが必要となるでしょうか?

患者様の病態を知る

誤嚥性肺炎が起こりそう!

もし、トロミを無くすことで「誤嚥性肺炎」を起こしそうな人であればトロミを無くすことはかなり難しいです。

なぜ誤嚥性肺炎を起こしてしまうと考えたのか、誤嚥以外でその理由を考えましょう。

例えば

  • 口腔ケア不良
  • 咳嗽力の低下
  • 栄養不良

などが考えられます。

であれば、それら3つについて介入の余地があり、それらについて目標を設定することが出来ます。

  • 口腔ケア不良→自力での口腔ケアを促す方法の模索
  • 咳嗽力の低下→呼吸訓練での評価及び訓練効果の判定
  • 栄養不良→現在の栄養摂取量の評価及び目標量獲得のための介入

ですね!

認知症

もし、病識の欠如がある場合は、誤嚥性肺炎予防も大切ですが、ケアの緩和について介入していく必要があります。

病識が欠如してしまっていることによって起こる問題は、カンファレンスを行い看護師や介護士が負担になっている部分を見つけていきます。

例えば、食事は10割食べれていて問題ないと持っていたら「溜め込み」が複数回認められていて食事時間が延長していたということもあります。

そういった食事での問題を見つけ、ケアを行っていくのも重要です。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

日々、目標について考えていくのは大変ですが、セラピストの腕の見せ所でもあります。

楽しくリハビリが出来るようになると、良いですね!それでは~

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