フレイルに対する視点

新人ST向け
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フレイル……「加齢に伴って生理的予備能が減少し、さまざまなストレスに対する脆弱性が亢進した状態」1)とよばれています。

生理的予備能……つまり回復能力ですね。それが減少することで、さまざまなダメージに弱くなってしまうことです。

ここ数年で提唱された「フレイル」ですが、多くの医療従事者が注目している内容です。

フレイルの知識が盛られた論文がこちらになります!

参考論文
1) 山田 実, フレイルの重症化予防, PTジャーナル Vol.55 No.3, 2021

この論文で分かる事
・フレイルの概要
・フレイルの有病率
・フレイルの予後
・フレイル対策

読むのにかかった時間
・9分1秒
おおよその文字数
・3300字
図や表の数
・図が2つで表が1つ
 図はフレイルのイメージを掴んでもらうための模式図です。
 表は運動プログラムの効果について書かれています。

論文を読んだ感想

ポイント

総文字数も多くなく、ページ数も5ページ(文献も含めると6ページ)でとても読みやすいです。

加えて、内容が的確で、必要な部分のみを凝縮したのような論文となっております。

フレイルについて学ぶ中で一番のポイントは、「フレイルは健康な状態に戻れる」ということです。

そのためにフレイルに注目して適切な介入が求められるのです。

新たな知見の発掘

新しく得られた情報についてお伝えします。

・フレイルの検診がある
・The Asia-Pacific Clinical Practice Guidelines for the Management of Frailty
 (フレイルの管理のためのアジア太平洋臨床診療ガイドライン:Google翻訳)
・ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ

フレイルの検診がある

一部の地域では後期高齢者の方々に対して行う検診があるそうです。

数項目からなる質問に対して答えるある程度簡単なところから介入しているようです。

簡単なところから始めて、高齢者の方に浸透していくと良いですね。

The Asia-Pacific Clinical Practice Guidelines for the Management of Frailty

フレイルに対する国際的なガイドラインです。

概要には以下のことが書かれていました。

  • フレイルを評価して特定する
  • 身体活動を促す(レジスタンストレーニングetc)
  • 内服調整
  • 栄養不足の人には栄養を
  • ビタミンD不足の人にはビタミンDを処方する

などについて書かれていました。

ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ

ポピュレーションアプローチ=必要なアプローチ
ハイリスクアプローチ=効果的なアプローチ

村中 峯子・亀ヶ谷律子, ポピュレーションアプローチとは

こう見ると、効果的とは言いにくいが必要なアプローチであるのが「ポピュレーションアプローチ」というイメージになりますね。

実際のところ「リスクを軽減するために(集団へ)働きかけること」なのだそうです。

個人で見ると効果は薄いかもしれませんが、全体的にリスクを軽減出来れば意味があるということだと思われます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

フレイルには「身体的」以外にも「心理・社会的」な意味も含まれますので、そこへもどうやって介入していくかが今後のカギになると思います。

論文を読む時の参考になれば幸いです。それでは!

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