小児訓練:フォーク訓練について①

臨床メモ
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小児訓練中、お母さまからこのようなご要望がありました。

食事はフォークをよく使用しているのですが、刺せなくて、介助で行っているのです。

刺してしまえば、口元まで持っていけるのですが、刺すってどうすればいいのでしょうか?

繰り返し練習しかないでしょうか?

そこで作業療法士(OT)さんに聞いてみました。

刺せない理由って何が考えられるんですか?

大雑把やなぁ。

主に3つあるで。

■フォークで刺せない理由

  • フォークを把持しきれない
  • 手首の問題
  • 刺した感覚がわからない

フォークを把持しきれない

握力の問題

握力が弱すぎて指先でつまむ動作が稚拙になってしまいます。

その結果「フォークで刺せない」という問題になります。

注意の問題

「食べ物に注意が向かない」「注意力が持続しない」などの問題によって『刺せない』という問題になります。

しかし、今回で言えば「刺してしまえば口元まで持っていける」ため、握力の問題は少なそうです。

そしてリーチ動作も不安定ながら出来ます。

なので以下2つの問題点について注目していきます。

手首の問題

食べ物を刺そうとして突き立てられたとしても、手首が不安定になってしまうと、思うように刺しきれません。

手首がしっかりしていないことで、フォークがどちらかに倒れてしまいます。

しっかりと、「回内旋」「回外旋」の評価が必要となります。

刺した感覚がわからない

フォークを使って物を刺した瞬間、「刺した感覚」がフィードバックされます。

しかし、刺すのが難しい子どもはその「刺した感覚」がうまく知覚できていないことがあります。

そのため「粘土」などを使って物を刺すという運動を促したりします。

訓練方法

そこで今回

  • フォークを把持する時間の延長(注意持続力の強化)
  • リーチ動作
  • 刺す(押す)という感覚

を養ってもらうためにおもちゃを作製してみました。

矢印のところに穴があるのですが、そこに棒(フォーク)を入れて押すことでひよこが飛び出します。

このおもちゃの欠点は

  • 刺す感覚は得られない
  • フォークじゃなくてもいい
  • 視点によってはひよこが丸見え(驚きがない)

なかなか難しいですが、まずはこれで子どもの様子を観察していきます。

ゆくゆくは「粘土訓練」や実際にフォークを使った訓練などに移行していきたいと思います。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

フォークを使う場合は危険ですので、フォークを持たせている間は絶対に子どもから目を離さないようにしましょう。

それでは!

続きのお話はこちら!

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