小児:フォーク訓練について③

新人ST向け
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前回と前々回、フォークを獲得するための訓練について記載しました。

そこで大事な視点について3つ程お伝えしました。

  • フォークを把持しきれない
  • 手首の問題
  • 刺した感覚がわからない

そして「フォークを把持しきれない」「手首」の問題に対しての訓練方法について述べました。

次の「刺した感覚がわからない」についての訓練を調べてみましたので、その結果を述べたいと思います!

粘土訓練!

粘土訓練の利点

  • 手の感覚を養える
  • 手や指の筋力トレーニングに使える
  • 指だけで伸ばしたりするなど分離運動を自然に促せる

などなど、様々な利点があります。

作業療法士(OT)さんに聞くと「セラピーパテ」という商品があります。

ですが、今回は「フォーク訓練」に使える粘土訓練なので「セラピーパテ」は使用しません。

なぜなら「セラピーパテ」は結構”伸びる”ため今回ご紹介する訓練とは相性が良くありません。

その訓練とは「型抜きクッキー訓練」です!

粘土型抜きクッキー訓練

訓練の流れ

  1. 粘土をひろげておく
  2. 子どもの前に粘土と型抜き器と、抜いた粘土を置く場所を提示する。
  3. 型抜き器を持ってもらい、型抜きをしてもらう。(適宜介助)
  4. 粘土に穴が空いていることを確認する
  5. 手首を返して型抜き器に粘土がくっついていることを見てもらう
  6. 型抜き器から粘土を外し、粘土を置き場所に置く
  7. 型抜き器を元の場所に置いてもらうor次の型抜きをする

この訓練のメリット

  • 型抜きが出来て楽しい(粘土に穴が空いたり、型抜き器に粘土がくっつく事)
  • 型抜き器を作れば様々な型抜きを楽しめる(飽きが少ない)
  • 粘土を刺す感覚を体に覚えてもらう

などがあります!

普通のフォーク訓練や、粘土をフォークで刺して物を移したりする訓練では味気ないですね。

型抜きは100均で売っていてレパートリーが豊富です。

「犬・星・ハートマークetc」と様々です。

本人様が使いやすい型抜き器を用意すれば、楽しく訓練をすることが出来ます。

この訓練の注意点

  • 口に入れない
  • 感染対策
  • 手が汚れない

誤飲・誤嚥・窒息は大変危険です。

訓練では1対1なのでしっかり見守れますが、多くの子と訓練する際は不向きであると思われます。

加えて、手が汚れやすいので「ウェットティッシュ」などの対策を予め講じておくのがベストです。

型抜き器の工夫

今回、フォーク訓練の一種ですので、出来れば実際にフォークを使う時と同じような握り方で行ってもらうのがベストです。

そのため。100均で買った型抜きに、握りやすいラップの棒を付け加えて”型抜き器”を作製しました。

子どもにとって遊びやすい工夫をしていくのが大事ですね!

使用した粘土

セラピーパテではなく、セリアの粘土を使用しました!

こちらを使用したのは「セラピーパテは伸びやすく、型抜きしてもうまく切り取れない」危険性があったのです。

セリアの粘土を使用した理由は

  • 一度使ったらすぐに捨てられるので感染対策が良い
  • 12色あり種類豊富 飽きにくい
  • 食品検査試験に合格し、安全な原料で出来ている

といったメリットがあったからです。

デメリットは1つ1つは小さいことと、小麦アレルギーの方には不向きであるという点です。

その辺りは事前に情報収集をしておきましょう。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

「刺した感覚」のフィードバックというのはなかなか難しく、力の調整がうまくいかなかったりすることがあるので、反復訓練は必須です。

そのため楽しく長く続けられるような工夫がしやすい「粘土訓練」は適切であると思います。

日々の訓練の参考になれば幸いです!それでは!

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