新人ST向け:chin-downと顎引き嚥下の違いとは?

嚥下評価
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〇基本的には同じ!

〇他にも様々な呼び方があり

chin-downとは?

Chin-downは、1983年にLogemamにより誤嚥を軽減させる肢位として紹介されて以来、本邦において最もよく用いられる嚥下肢位となっている。

岡田 澄子,他8名: Chin down肢位とは何か -言語聴覚士に対するアンケート調査-: 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌: 9 巻 2 号 p. 148-158: 2005年

Logemamさんによって広く普及し、今でも使われる安全な嚥下の姿勢と言われています。

しかし、実際の頭頚部の肢位はどうなっているのでしょうか?

私も新人の頃は「頭屈位(頭部屈曲位)」と「頸屈位(頸部屈曲位)」をほぼ同列に扱っていました。

chin-downとはどういった姿勢を指すのかいまいちピンと来ていなかったんですよね

専門家の中でもあいまいなところがあるので、実際のchin-downと臨床で行われている顎引き嚥下が同じなのでしょうか?

その辺りも結構気になるところです。

Chin-downに最も近い肢位像として回答が多かったのは頭屈位、頚屈位、複合屈曲位の3肢位像であり、それぞれ53、30、17%であった。

Chin-downに対する最多の呼称「顎引き」と対応して、頭屈位が過半数を占めた。

岡田 澄子,他8名: Chin down肢位とは何か -言語聴覚士に対するアンケート調査-: 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌: 9 巻 2 号 p. 148-158: 2005年
イメージ図

論文によると34名の言語聴覚士さんに伺ったところ半数が『chin-down』は頭屈位(頭部屈曲位/頭部前屈位)を選択し、次に頸屈位(頸部屈曲位/頸部前屈位)そして最後に複合屈曲位を選ばれたそうです。

他の呼び方?

各肢位像そ れぞれは3~6種の名称で呼ばれていた。

例えば、頭屈位像は、「顎引き」、「頚部前屈」、「Chin-down」,「うなずき」と、

また頚屈位像は、「頚部前屈」、「顎引き」、「Chin-down」、「頚部突出」、「頭部前屈」と表現されていた。

岡田 澄子,他8名: Chin down肢位とは何か -言語聴覚士に対するアンケート調査-: 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌: 9 巻 2 号 p. 148-158: 2005年

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

顎引き嚥下は中咽頭を狭くする効果がある1)と言われており喉頭蓋谷に貯留するケースに対応が可能といわれています。

とはいえ、専門家の中でも意見が分かれている場合があるため、注意が必要ですね。

頸部や頭部の姿勢でスクリーニングや他覚検査を行い、本人様にとって適切な姿勢の選択が出来ると良いですね!それでは!!

1)大宿 茂, 食べて治す!頸部聴診法と摂食嚥下リハ 実践ノート, 2018

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