新人ST向け:小児訓練でのテクニック3選

新人ST向け
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子どもを励ますこと/褒めること

課題の難易度を調整する

子どもをあやす

子どもを励ます/褒めること

励ますこととは、困難な課題に向けて子どもが一歩踏み出すことを後押しすることである.

松本 政悦, 自閉スペクトラム症児の作業療法の現場で, 三輪書店, OTジャーナル, vol.55 no.4 2021年 4月

子どもの評価や訓練を行う時、子どもが持つ能力を最大限発揮してほしいですね。

ですが、新しい環境であったり、何か嫌なことがあって訓練に集中できなかったりすると子どもの能力は変わっていきます。

また、新しい課題に挑戦してもらおうにも拒否のような反応が見られたりして、新規の訓練に抵抗を示す場合もあります。

子どもにとって成功出来る課題かどうかの評価とともに、「子どもを励まし挑戦を促す」ことが大切と言われています。

そうはいっても「挑戦後に失敗しては意味がない」そう思われる人もいらっしゃると思います。

そのため「ポジティブフィードバック」が大切です。

「挑戦」してくれたのですから、「前向きになってえらい!」という表現で褒める/励ますことは可能です。

出来ていなくても、【出来ている部分を褒める/励ますこと】が大切です。

そこから「もう1回挑戦してみよう」という声かけに繋がり、再挑戦を促せます。

課題の難易度を調整する

子どもが出来るレベルの訓練を提示していきます。

その際、難易度調整が大切です。

例えば「キュー」の調整があります。

『カラーボールを仕分けもらう訓練』を想定してみましょう。

赤のボールは右の箱、黄色のボールは左の箱に入れるとします。

  • 「仕分けしてほしいカラーボール」を子どもに分かりやすく伝える
  • カラーボールの色に注目を促す
  • カラーボールを持ってそれぞれの箱に入れる動作を伝える
  • 仕分ける箱にも注目を促す
  • 箱の中にボールがしっかり入っていることを見せる

と、大雑把に分けて5つの「キュー」を促すポイントがあります。

「仕分けしてほしいカラーボール」を子どもの目の前に提示したり、1つ1つ指差しするなどの「キュー」が考えられます。

「カラーボールの色に注目を促す」ためにしっかり子どもに見せて「赤色だね。」と聴覚刺激も促したりします。その時の声の大きさやトーンも大切です。

「カラーボールを持ってそれぞれの箱に入れる動作」を実際に見せたり、それをしっかりと見てくれているかの確認も重要です。

「仕分ける箱にも注目を促す」ためにボールの写真を側面に貼っておくことも「キュー」として考えられます。注目を促すことがかなり大変なのでその子の能力次第ですね。

「箱の中にボールがしっかり入っていることを見せる」そして出来たら褒めることで次の動作を促しやすいです。

どの段階でどのキューを提示するのか、またはあえてキューを提示させないのか、そこを考えていくのも訓練者の役割ですね。

子どもをあやす

「あやす」とは、気持ちが高ぶっている乳幼児に対して、落ち着きを取り戻すように大人が関わる事を指す.

松本 政悦, 自閉スペクトラム症児の作業療法の現場で, 三輪書店, OTジャーナル, vol.55 no.4 2021年 4月

多いのが「歌を歌う」<聴覚刺激+拍による触覚刺激>、「手遊び歌」(例:一本橋こちょこちょ<聴覚刺激+触覚刺激>)などです。

  • パニック状態
  • 自傷や他傷
  • その他不適切な行動

に対して有効である場合があります。

同論文内では「体を揺らして前庭系の刺激」や「逆に聴覚/視覚刺激を遮断する」ことも効果が期待出来とありました。

なかなかうまくいかないことも多いですが、子どもとの関わり=対話を増やすこと、その姿勢が大切であると論文内にもあり、共感しました。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

子どもの訓練は両親との関わりもありすごく大変だと思いますが、こういった情報がお役に立てれば何よりです。それでは!

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