新人の訪問リハ向け:呼吸器疾患に必要な評価方法

新人ST向け
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訪問リハビリでは自宅に赴くわけですから、自宅に高価な機器類がない場合、リアルタイムの生体情報を得にくく、詳細な呼吸評価が難しいです。

そんな中で本人様の生体情報や病状の把握を行うにはどのような視点が必要なのでしょうか?

日々の生活の中で些細な違いを見る

日常生活を送るにあたり様々な運動を行いますね。

ベットから立ち上がり、トイレまで動いたり、ご飯の用意をするためにリビングで動いたり、出かける時は服も着替えますね。

呼吸器疾患を持つ人は、その1つ1つの動作で疲労感を得てしまいます。

悪化時はベットで座っている間でも100Mを走ったかのような息切れをしております。

そのためその時のバイタル『血中酸素呼吸数体温血圧脈拍』データがまず必要となります。

問診

尋ねる内容として

  • 「疲れやすくなったか」
  • 「いつ頃からか」
  • 「咳が増えたか」
  • 「痰が増えたか」

といった情報もあると良いですね。

触診

呼吸補助筋

意外に忘れがちですが、「努力性の呼吸」の裏付けとして「呼吸補助筋」の亢進があります。

首元には「斜角筋」が3つあり、そっと触れることで吸気時に活発に動いているのがわかります。

気管

さらに見逃されやすいのが「気管の動き」です。

努力性の呼吸をされている人は「甲状軟骨」が下垂し、「胸骨」と「甲状軟骨」の距離が下がりがちになります。

臨床でも呼吸が悪くなった人の所見として「吸気時の気管の短縮」がよく見られます。

この努力性の吸気が普段とどう違うかを見るのも大切です。

普段よりもさらに甲状軟骨が下がっている場合は努力性呼吸の悪化もしくは呼吸状態が悪化している可能性があります。

1つの指標として持っておくと良いと思います。

評価後の対策

緊急を要する場合はもちろん救急車を要請します。

しかし、バイタルに著変がなく、普段よりもちょっとしんどい程度でも見逃してしまうと問題です。

その場合は他職種や家族様との連携が必要不可欠です。

家族様がいる場合

ご家庭に「バイタル」を測定できるものがあるかどうかの確認や、どういった場合に誰へ相談するか、救急車を呼ぶかなどを取り決めておくと良いかもしれません。

そのためリスクのある人はあらかじめ主治医の先生と相談しておいたりしておくと安心ですね。

その内容を家族様と共有したりするとより良いと思います。

独居

お一人暮らしの場合は本人様と他職種との連携で取り計らっていきます。

ケアマネジャーの方や訪問看護などへ密に情報を共有し、非常時の場合にどう対応するかを取り決めておくと安心です。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

しっかりと取り決めを作っておくと安心ですが、逆に家族様や本人様が異常に怯え恐怖する場合はその限りではない場合があります。

本人様や家族様のキャラクターを知り、どこまで言っても大丈夫か少しずつ確認しておくのも大切です。

それも「ケアマネージャー」の方やその他医療従事者との情報交換がより大切になってきます。

日々の臨床に役立ててもらえると幸いです。それでは!

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