臨床メモ:寝たきりの高齢者が楽しみにしているものとは?

臨床メモ
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施設や生活期(維持期)の病院で暮らしている患者様利用者様はたくさんいらっしゃいます。

病院や施設での生活と聞くと、すごく退屈なイメージを持っているかもしれません。

退屈な時間で、高齢者の方は日々何を楽しみに生きているのでしょう?

また、私たちは何か楽しみを提供できるでしょうか?

そんなことを考え、まとめていきたいと思います。

生活期(維持期)の患者様の1日の生活

朝ごはんが7時~8時ごろに配られます。その時間にだいたいの人は起きています。

部屋でご飯を食べてお茶を飲んで薬を飲んだりしています。

運動能力が低い寝たきりの人はトイレも室内で行う場合が多いです。

トイレが難しい人はおむつを使用するためさらにベッドからの離床機会が減ります。

場合によってはリハビリがある人もいらっしゃいます。

リハビリの先生と時間を相談して朝の9時からリハビリを行う人もいらっしゃいます。

お昼12時頃になるとお昼ご飯が配られます。

場合によってはお風呂がある日があるかもしれません。

寝たきりの患者様は毎日お風呂とはならず週3回か週2回の場合が多いです。

晩御飯はだいたい18時ごろの場合が多いです。

それまでの間部屋の中にあるテレビ(1時間60円程度)を見て過ごされます。

患者様の日々の楽しみ

創作活動

患者様はずっと空いた時間を使って様々な創作活動を行っています。

両手をしっかり動かせる人は「折り紙」「塗り絵」「色絵」「習字」「縫い物」「フェルト」などを作成されています。

それらを壁に飾ったり、同じ病室の人に見せたりして会話も楽しんでおられます。

そうすることで例えば、車椅子で移動できる人は寝たきりの人の病室へ移動しそこで話したりされます。

今のご時世感染症の影響や個人情報などの問題で病室移動が出来ない場合もありますので、少し息苦しくなりました。

それでも創作されたものは談話室などで展示され多くの人の目にとまり、少しでも病院生活を豊かにする試みがされています。

特に寝たきりとなりやすい「脳卒中」という病気になると「右手」or「左手」が満足に動かせず手指を使った創作が出来ない人もいらっしゃいます。

そんな人は少し凝った「貼り絵」を介護職の人と一緒に創作されたりしています。

春でしたら桜の木と花びらの貼り絵を、夏でしたらひまわりの貼り絵を、秋は紅葉の貼り絵を、冬は雪ダルマの貼り絵をと季節に合わせた絵を創作される人もいらっしゃいます。

こういった手指の操作に関してプロフェッショナルなのが作業療法士(OT)となります。

作業療法士さんは「日常生活動作」を見るプロフェッショナルであり、創作したものを綺麗に飾ることまでしっかり考えて関わってくださるのでとてもありがたい存在です。

日々の生活で退屈さを持て余している人はスタッフに聞いて作業療法士さんと関わるのも良いのではないかと思います。

カラオケ

上記のように寝たきりで腕も動かないという人もいらっしゃいます。

そんな人でも日々の楽しみとして「カラオケ」があります。

個室であったり、同室者の人が難聴の部屋であれば、比較的許されている場合が多いです。

ラジカセなどを病室内に持ってきて「音楽を鑑賞」されていたり、口ずさむ人も少なからずいらっしゃいます。

食事

そして最後が食事ですね。創作活動も歌唱なども出来ない人が、人生の最期の楽しみとしているのは「食事」であると思います。

その「食事」に関して日々管理栄養士の方々が関わってくださいます。

季節に合わせて、12月であれば「ケーキ」、1月に「おもち」2月には「お豆」など提供しています。

飲み込みの悪い高齢者の方に対しても飲み込みやすいよう工夫して提供してくださいます。

今は感染症などの影響で一緒に食事という風には難しいですが、人との会話を楽しむ人もいらっしゃいます。

まとめ

日々の病院生活や施設の中で高齢者の方が楽しみにしていることについて話をいたしました。

様々な創作活動や音楽、そして食事、それらに付随する顔なじみの方との会話が日々の楽しさになっていると思います。

これからは、創作活動を通して活動記録を書いたり、製作の様子を動画で撮ったりなど多彩な方法で楽しみが増えると良いですね!

日々退屈されている患者様や利用者様に対して何か有意義な提案が出来るきっかけになれば幸いです!それでは!

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