失調性構音障害に有効とされるリズミックキューイング法の論文を読んだ感想

新人ST向け
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参考にさせていただいた論文

Mainka、Stefan Mallien、Grit, Rhythmic speech cueing (RSC), Handbook of neurologic music therapy (pp. 150–160). Oxford University Press.

オックスフォード大学の神経音楽療法ハンドブックに記載されている2014年の「リズミックキューイング法」に関する論文です。

ここで一句

英論文

1日かけても

読めやしねぇ

字余り。

全容

全部で10章ありました。(13.1章~13.10章となっています。)

各章のタイトルには

  1. 定義
  2. 対象集団
  3. 研究概要
  4. 治療メカニズム
  5. 治療手順
  6. 5段階の訓練スキーム(目標達成に向けた取り組み)
  7. 一般的なヒントとコツ
  8. パーキンソン病患者様への応用
  9. 痙性・運動失調・混合性構音障害
  10. 吃音の患者様への応用

となっていました。

治療メカニズムや手順、スキームなどが気になりますね……!

もちろん他の項目も気になりますが、この記事では気になる治療メカニズムを翻訳してみます!

治療メカニズム

・RSCは発話速度の減速が大切

・ゆっくり話してもらうことで呼吸と声の最適な調整につながる可能性がある

・リズミカルな刺激も流暢性の安定性を図るのに大事

章の最初の1文にはこんなことが書いてました。

『Rhythmic speech cueing (RSC) <リズミックスピーチキューイング> を実施する前に必要な評価が必要』

とのことです。

構音障害の治療として扱うのか、吃音に対する治療なのか区別することが重要なようです。

構音障害の治療として介入する際、発話速度の減速によって明瞭度の向上が見込めます

パーキンソン病(運動低下性構音障害)についても言及され、「RSCによって、発話の調整を正確に知覚する能力の欠如を補える」とあります。

やはり「発話速度の減速」が主のようですね。

発話速度の減速が大事な理由について述べていると思われる文章を下記に記しますが……。

Apart from the sharpness of articulation due to optimized speech motor performance,

it could also be that there is more time for listeners to analyze the somewhat unclear speech.

Mainka、Stefan Mallien、Grit, Rhythmic speech cueing (RSC), Handbook of neurologic music therapy (pp. 150–160). Oxford University Press.

直訳すると「最適化された発話運動性能による明瞭さは別として、聞き手がやや不明瞭なスピーチを分析するために多くの時間がかかることも考慮されます。」となるようです。(by Google翻訳)

つまり少しでも分析する(文脈などから察するための)時間を稼ぐためにお相手にはゆっくり話してもらうという意味なのでしょうか……。

章の最後の文章では「発語失行・吃」についてのことも書かれており『リズミカルな刺激は、話すことの流暢さを安定させる』とありました。

  • 失調性構音障害
  • 混合性構音障害
  • 運動低下性構音障害
  • 発語失行
  • 吃音

これらおアプローチとして「リズミックキューイング法(RSC)」は時に有効であると言われています。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

思ったほど治療メカニズムという感じではない気がします。

もっとこう……側頭葉がどうとか頭頂葉がどうとかの話があるのかと思いましたが、逆にそんな話されても一切理解できる気がしないですね……!

ご覧頂きありがとうございました!それでは。

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