臨床メモ:在宅リハで大切な評価について

臨床メモ
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訪問リハビリテーションアセスメントの項目

訪問リハ向けに「フィジカルアセスメント」が作成されております。1)

そのうちの1つ「心理・精神に関する項目」があります。

心理や精神に関する項目

心理や精神に関する項目として、本人様の

  • 「うつの状態」
  • 「せん妄の有無」
  • 「不安感」
  • 「認知機能」

と、主に4つの項目があります。

なぜ、これら4つの項目を見ていく必要があるのでしょうか?

理由の1つに「認知症」があります。

認知症の初期症状として精神に何らかの変化をもたらす点があるからです。

「認知機能低下による抑うつ状態」が見られることがあります。

意欲が低下したり、気力が湧かないため普段していることが出来なくなったり、眠れなくなったりすることもあります。

つまり「心理・精神に関する評価」をすることで「認知症の早期発見へと繋がる」可能性があります。

他にも、精神的にしんどそうにされている場合は、身体的と同様にリハビリの難易度を一時下げたりします。

本人様の負担を軽減し、リハビリ効果を下げないようにするためですね。

このような2つの理由で日々の利用者様の心理・精神状態の評価は必要だと思います。

具体的なアセスメントシート

うつ病を疑うスクリーニングとして「Whooley two questions」というものがあります。

2つの質問をし、そのどちらかまたは両方で「はい」を選んだ人はうつ病を疑うというものです。

その2つの質問というのが

「この1ヶ月間、気分が沈んだり、憂うつな気持ちになったりすることがよくありましたか」

「この1ヶ月間、どうしても物事に対して興味がわかない、あるいは心から楽しめない感じがよくありましたか」

という質問です。

この質問方法は1997年に開発されました。

高い感度と適切な特異度となっているため今でも活用されていてスクリーニングとして十分な効果を発揮しているそうです。

他のスクリーニングとして「PHQ-9」があります。

これは9つの質問に対して頻度を答えていきます。

  • 「全くない」
  • 「数日」
  • 「半分以上」
  • 「ほとんど毎日」

といった4段階で0~3点で評価し27点満点となります。点数が高いほど重度となります。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

これら質問紙以外にも、様々な身体的変化があるのでこれらを基にして様々な情報を集めてみるとぐっと臨床で活用できるのではないかと思います。

何かの参考になれば幸いです。それでは!

参考文献

平野 康之 在宅における理学療法介入に必要なフィジカルアセスメント PTジャーナル Vol.54 No.7 2020

日本うつ病学会 日本うつ病学会うつ病看護ガイドライン 2020 年

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