あえて食事提供量を減らす理由

食事介助
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医師
医師

この人嚥下能力悪いよね。
食事量は少し減らしておこうか。
そうすれば誤嚥も心配ない。

お医者様にそう言われてしまいました。

嚥下について詳しい人であれば違和感に気づくと思います。

ではその違和感についてお伝え(愚痴)したいと思います!

食事量を減らせば誤嚥しない?

そんなことはありません。

ゼリー1皿でも誤嚥して肺炎になる人はいらっしゃいます。

逆に増やしたら誤嚥するというのはおかしな話です。

もしそうなら人類みな誤嚥していることになってしまいます。

大事なのは「適切な食形態であること」なのです。

食事量を減らすリスク

一番に思いつくのが「栄養不足」です。

必要カロリーやタンパク質が不足すると低栄養に至ることが多いです。

低栄養は誤嚥性肺炎リスクを上げるので食事量を減らすのは長い目で見てリスクを伴います。

適切な食形態であり」「適切な量を」「適切な時間で」摂取できるようになるのが理想ですね。

あえて食事提供量を減らす時は?

とはいえ、実際に食事提供量を減らす時はあります。

  • 食形態を変更する時
  • 30分以上食事に時間がかかる時
  • 内科疾患の影響

食形態を変更する時はお試し期間を設けて実施する場合があります。

これが医師の言う「食事量を減らして誤嚥する機会を減らす」場合です。

ただし、きっちり期間を決定して実施します。

2つ目の「30分以上食事に時間がかかる」場合にもいったん食事量を減らします。

認知症などの影響で「ずっと噛んだまま口の中に含んでいる」人に対して対処療法的に行う場合です。

食形態の変更なども視野ですが、家族様の意向で形態を下げず、食事をする場合にこのような処置をします。

ただ、食事量が減ってしまうと栄養不足に陥ってしまうので「栄養補助食品」を食事の時以外に摂取してもらったり点滴などを併用することが多いです。

最後に内科疾患、特に消化器系の疾患の理由で食事量を減らすことがあります。

特に「嘔吐」が大変危険ですので可能な限り「嘔吐」が起きないような食事量・食形態を心掛けたいです。

誤嚥性肺炎を防ぐには?

口腔ケアが最も大切

食形態を上げて食事量を減らして提供したとしても、口腔内の汚染度が増えることがあります。

本人様にとっては普段口にするものよりも硬かったり(1口量が)大きかったりするのです。

咀嚼機能が上がるまでは口腔内の残渣が増えることがあります。

特に認知症などもある方であれば自力で歯磨きを行うのが難しいかもしれません。

重点的な口腔ケアが大切となります。

口腔内の食物残渣が口腔内の雑菌の繁殖の原因となり、雑菌を多く含んだ唾液を誤嚥することで誤嚥性肺炎を発症してしまうケースが最も多いです。

それを防ぐためにも残渣はしっかりと除去できると良いですね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

食事量を調整する際などの参考になれば幸いです。それでは!

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