脳性麻痺児向け「ベル」おもちゃを作ってみた

臨床メモ
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こちらは脳性麻痺児向けに作成した「ベル」のおもちゃです!

はぁ。

いや、ただの卓上ベルじゃん。

そのまま使ってもらってもいいんじゃない?

こんな風に。

よくぞツッコンでくれました!

重度の脳性麻痺児では手指の運動が障害されてしまうので『指でベルを鳴らすことが難しい』のです。手が邪魔をして振動が止まってしまいうまく”チンッ♪”って音が響かないのです。

真似するとこんな感じですね!

まぁ、別段こんなもの作って使用しなくても、その他身近なもので手指動作を促す方法は多数あります。粘土とか、筒を転がす遊びとか。

でも子どもと遊ぶ時はやっぱり「音楽的要素」があるとすごく喜んでくれるんですよね。

キーボードで一緒に弾いたりとか聞いてもらったりとか一緒に声出したりとか。

今回、手/指の運動を促しつつ、音楽的要素『楽器』なんか作れると楽しんじゃないだろうかと思いたち、作成を試みました。

準備物

  • 卓上ベル(ダイソー110円)
  • 段ボール(無料)
  • ストロー2種(直径のサイズが違う)
  • ボールペン(ダイソー110円)
  • つまようじ
  • 瞬間接着剤
  • カッター
  • ボンドetc

お値段は500円未満ですね。

実際に鳴らしてみた

卓上ベルの利点

〇仕組みが単純で壊れにくい

〇綺麗な音が出る

〇リズムを打てる

〇入手が楽

〇安価

といった利点があると考えます。

卓上ベルのデメリット

〇音が単調

〇音程も不変

〇飽きやすい

こういったデメリットも挙げられますね。

特に、病院でこの音を鳴らすのは少し抵抗を感じました。

こだわった点

  • 強度
  • 手触り
  • 押す感覚強化

強度

支柱8本、真ん中のわっかにも支柱8本で支えてボンドで固定しています。

つかむ加減がわからない子どもでも、ギュッと握ってすぐ壊れてしまうようでは使用できません。

ある程度ギュッと握っても壊れないように作成しました。

手触り

ベルを鳴らす部分はスポンジを敷いて柔らかい素材にしました。

円形にすることで角を無くし、そこで怪我をしないように配慮しております。

押す感覚の強化

ボールペンのバネを取り出し、バネ式で元に戻るように設計しています。

これにより「力を入れる」「力を抜くと手が押し戻される」感覚を強化していきます。

これで「押す/押し返される」感覚が入力されるはずです。

これは今後、「フォーク訓練」に活用する予定です。

フォーク訓練に必要な「押す感覚」を強化する作用が期待出来るので、これで養ってもらおうかと考えております。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

フォークまでの道のりは長いですが、このおもちゃでリズムを打ったりする遊びなども取り入れて行ければと考えております。

実際に試してみたところ、興味は示してくれました。

「好きな歌を聞いてもらう+チンッという音を聞く+あやす」ことで、不穏や不安で泣いてしまっているお子さんを落ち着かせることが出来ました。

これを応用してスタンプなんかも作成してみたいなぁと思います。

作ってみたものをまた提示したいと思います!それでは!

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